第257期決勝時の投票状況です。2票を頂きました。
# | 題名 | 作者 | 得票数 |
---|---|---|---|
2 | 出会いがしら | 柴野 弘志 | 1 |
3 | もう二度と行きたくない街 | euReka | 1 |
自分ではどうにもならない運命や宿命みたいなものは、程度や種類の違いこそあれ、誰にでも一つはあるものだと思う。
この作品の主人公は、救い難いほどの「せっかち」という性格によって、結局死んでしまい、幽霊のようになってしまう。
その物語には悲しみが漂っているが、会社の同僚によって「花が手向け」られ、主人公の運命や宿命の理不尽さに同情が寄せられる。
今の社会では、この作品の主人公なんて、ただの迷惑なダメ人間かもしれない。
そうした、今の社会へのささやかなアンチテーゼかなと思ったので一票入れたい。(この票の参照用リンク)
「自分のステータスを示すために」連れ歩いている護身用の強い魔物の対決が十二年に一度行われ、最強クラスの魔物が以前の決着をつけるために参加すると、街が廃墟と化す、そういう街には確かに行きたくありませんね。今なら事前に情報を仕入れて、その日にはその街には行かないようにすることでしょうけど、以前は異国の状況はよく分からないことも多かったですね。巻き込まれ体質の人は、魅入られたようにそのタイミングでその地に行ってしまうもののようです。(この票の参照用リンク)