他の方の感想を読んだりして、いろいろ考えたのですが
わたなべさんの作風は「感情を描く」というか
「感情で描く」という雰囲気があるのだと思いました。
そして多分作品の方向性が私と似ているところがあって
でも切り口が私と全然違うので(というか表現方法が)
そこが私の中で違和感なんだと思いました。
で、「りんご」に違和感を感じずにすっとその世界に入っていけるのは
私が書かない世界であるというのも(もちろん作品の完成度は置いておいて)一つの理由かなと思います。
私が短編で魅かれる作品はほとんど、私の外にある世界を見せてくれる(と思っている)。
わたなべさんの作品のどこか根っこの根っこか、もしくは葉っぱの葉っぱの先の方で、私の囲う世界と触れ合うものがあるのかもしれません。
ちょっと漠然としたものなんですが、今期の感想の補足として。