仮掲示板

65期全感想その1

多いので分けます。

ご参考までに。


この先生の強引な話の進め方に違和感があるんだけど
それは多分作者がこの話をしたいが為に登場人物を無理に動かしたからなんだろうと思う。
そういう無理が違和感になって、読者の気持ちとか考えずに突っ走った結果
見事私の前を突っ切っていってしまったという、置いてきぼり感でいっぱいになりました。


そんな質問を何度も受けるという設定なんていらないのになと思う。
というか、そんな事あんまり聞かないし聞かれないけどな。
年代の差なのかな。明日っていうより1999年というのはあったかも。
やっぱり年代の差か。
「に」が多すぎてうっとうしかった。こんなに「に」はいらないと思う。
黒田さんが所帯じみてるって書いてたけど、逆に私には実家出てない若い子だという雰囲気を感じました。妻帯者は家族の手料理ってあんまり言わないよなあ。


空とか海とか大地とかなんだかよくわからないよ。
理解を超えるよ。
この人戸川君と同じ年なのか。


「黒髪ロングへアー色白やせっぽち彼女」
「窓から鳥を逃がす」
「白い鳥」
「落ちた羽」

これらのキーワードが、私の知っているある映像作品とかぶるので
冷静に純粋にこの作品の感想を書くことが出来ない。
イメージがその映像作品に固定されちゃうから。


私はそれほど悪くないと思った。
若い子が漠然と捉える、老いと死というものがよくでていると思った。
老いや死が、自分の人生の延長ではなく
別の次元で存在するかのように受け取る浅はかさが、若さを象徴している。
でも大学生になってこんなこと考えてるようじゃダメなので
主人公の年齢を小学生くらいまで下げた方が良いと思う。
自分の人生とは関係無いと捉える死というものが実は自分の人生にも存在するということを知らずにすごしている、後でそれを知っていくのが人生というものなんだよとこちらが悲しく読むことができると思います。
後は誤字とかに気をつけて。


文章に乗っかりすぎな感があると思う。
こういう素材の作品なら、もう少しシンプルな文体の方がいいかもしれない。耳障りの良い表現を使いながら、私も思ったのだけど早春の空はあまり高くないし、正しく青いというのも違和感を感じる、そういう感情がこちらに入ってきてしまうので余計にこの文体が気になる。
それから完璧な秩序に説得力が無いから、作者と同じ風景が見えないくて歯がゆい。
書ける人だと思うので、いろいろ挑戦してみてください。



なんか、親の顔色見てるような感じがしてこの子供は嫌。
どんな話をすると親の関心を引けるか知ってるなこの子は。
どういう方向の子供にしたいのかが会話だけだと不明。
私が捉えたような子供なのか、それともちょいとお涙ちょうだいなのか。



>「まさか、いくらなんでもこの時期に……」
以下いらないなと思いました。蛇足だと思う。
それで面白くなるかといえばそうでもないけど。
というか、こういう形の作品は食傷気味。
何度もいうけど↓を超える作品に会ったことないし。
http://tanpen.jp/4/3.html



これは困ったよ、困った上に文章がいかにもなので、余計に困ったよ。
「ブルータス」とか「時すでに遅し」とか「ああ、青春」とかさ本人書いてて気持ちいいのかもしれないけど、読んでる方は困っちゃうんだよね。
芝居でも、こういう役者がいると本当に困る。


10
八海さんはこういうアクロバティックなことはやらないほうがいいと思いました。
これはこれで無難にいいけど、「冬が溶けるとき」のような作品が書ける人にはそれが強みだと思うからアクロバットは他の人に任せて、じっと耳を澄ますような作品を書いてください。


11
この作品で自分のサイトの看板だす勇気に完敗です。


12
奥さんの方から連絡いれるべきではないかと思ったけどね。
心配で来ちゃったって、奥さんいくつなんだろうか。
私がこの年の夫だったら、これから先の老後が不安だと思いました。
何を思ってこのエピソードを作品にして、何処に面白さを出そうとしたのかわからない。
句読点がついたり消えたりするのはどんな意味があるのか知りたいです。


11時なんで、ここまで。






:65期全感想その2

作者本人の解説がちょこちょこ入っているので
順序逆にして後ろからいきます。
がんばっているのだがおいつかない、全て終わるにはぎりぎりになりそう。


26
今までの川野くんの文章の中で一番好感が持てた。
なんというか、これまでは本音がありそうで実はそこには無いような
知識をこねくり回しているわりには踏み込ませないような雰囲気を感じて
主人公の気持ちが入ってこなかった。
今期はうどんをぐずぐずとこねくり回している姿に
この主人公のぐずぐずとした感じがうまく出ていて好感が持てました。


25
文体が気になって、どうも軽くて嫌だなと思ったんだけど
三浦さんが書いたものの方を読むとすんなりと情景が体に入ってきて不思議だった。
癖のある文体はこの際捨てて表現してみてもいいのではないでしょうか。
内容がありきたりなのに、文体がまた流行に乗っかったような雰囲気だと
軽くなりすぎると思います。
死なれちゃ困るが、こういうのは憧れるよ、俺。


24
ありきたりな話をありきたりにしない技は最後の落とし方だと思うので
そこらへんを工夫してもらいたいと思っていたら
三浦さんが書いてて、面白かったです。。
いろんな方向性を探れると言う点で、こういう題材は料理のしがいがあるのにそこらへんを普通にしちゃうのはもったいないですね。


23
あと200字ちょっとでこの子の性格をもっと注意深く描写したら
作品として深みが増すのではないかと思いました。
逆に深さを出さないとしたら、表現方法の路線を変えてみるとか。


22
「ときめきメモリアル」というゲームが過去にあったことを思い出し
恋愛をシステムにした画期的なゲームだと当時思ったんですが
それをまたシステム化したような表現が面白かったです。
こういうのうまいですね。
今期は17歳の男が多いですね。


21
恋愛ものです。


もう遅いので、今日はここまで。
これでも全ての作品をプリントして、箇条書きした感想を拾い集めて打ち込んでいるんです、という作業の様子をお知らせしてみました。

65期全感想その3

順番を変えたら読みにくくなってすみません。


13
初見では(初見っていうかな、いわないかも)自分の知る単語を並べて表現するのは楽しそうだと思いました。
他の感想やら本人の解説やらを読むとそうやって主人公の本心を1000字で語らせるのもありなんだなあと思います。こういう形をとる人は(吐露という点)短編では結構多くて、読み比べると面白い。1000字だから出来るのかもしれない。といってもある程度のレベルじゃないと全然読めないと思うけど。


14
登場人物二人のテンションが似ていて、どっちかがもう少し冷静だったらいいのにと思いました。
僕の行動やら描写をもっとシンプルにした方が、佐倉君何しでかすんだ?という雰囲気が出たように思う。
佐倉君の服装はちょっとわかりにくくてインパクトに欠けるかも。
佐倉君のノリは「吉田が巨大な物を作ってますよ」的な感じかなと勝手に想像しました。


今日はこれにて。



65期全感想その4

15
余計な描写が多くてそれがうるさかったように思いました。
もっとシンプルに表現した方がいいのではないかと思いました。
そしたらもっとすんなりとこの作品の世界へ入っていけたように思いました。


16
私がこの作品を初めて読んだ時、すっかりこの少年の親に感情がいってしまい、もしもこの息子を持ったならその魂を探して毎日さまよい、事故現場に一日中立っていることだろうと思ったからです。
要するに、小説以外のことをぐだぐだ考えさせてしまうということはこの作品自体に説得力や求心力が足りないのではないかと思いました。
それからこのおねーちゃんが、なんでこんな話し方をするのか全く理解できない。というか、どんな根拠があって、読者に対して何を訴えるつもりでこの設定なのかが全く不明で、どうにも納得できません。
読者を納得させることができないということは技量が追いつかないのか、作者がさぼっているのだと思います。


17
最後落とす話にするつもりなら、もっとびしっと決めてくれたらなと思いました。
もにゃもにゃもにゃって感じで終わってしまった。
最後の一行が全然効かないよ。


18
個人的には「なぜ?」と「人の流れ」の間の一行空くのがとても気になりました。そこで一旦躓くというか、読んでる世界から意味も無く素に戻ってしまう瞬間というか。横断者が誰なのかなあと読み進めさせるやり方は面白かったです。
それから冒頭は回りくどいと思います。性格の問題かもしれないけど。


今日はこれまで。

Re:65期全感想その3

〉14
〉登場人物二人のテンションが似ていて、どっちかがもう少し冷静だったらいいのにと思いました。
ああ、これを言われては駄目だ。
〉僕の行動やら描写をもっとシンプルにした方が、佐倉君何しでかすんだ?という雰囲気が出たように思う。
最近の私は、つい感傷的に書きたくなってしまうようです。それが物語をも破壊してしまうことさえあるのですが、描写を増やせるようにもなりたいので、今しばらく流れていくと思います。勝手な作者で済みません。
〉佐倉君の服装はちょっとわかりにくくてインパクトに欠けるかも。
先述したことの続きですが、私の傾向として、意識していないと単語をぶつ切りに並べてしまうということがあり、それを避けようとしてみたのですが、もっと別の避け方も考えてみたく思います。
〉佐倉君のノリは「吉田が巨大な物を作ってますよ」的な感じかなと勝手に想像しました。
彼のノリが何であるのかいまいちわからない。設定の練りこみの不足のようです。
いろいろとご指摘を、ありがとうございます。

65期全感想その5

19
「みやび」以降の三浦さんの作品はすごく面白くて、それまで私は三浦さんの作品には、今一歩な感があったんだけど、そういうのが最近みあたらず最後まで楽しめます。それはご自身の解説などを読んでいると、ああ、だからかなあと思ったりして大分すっきりしました。
今期も面白かったです。
なにをどうかというと、やはりかんかんのうかなあ。やられたと思いました。癖のある文体が活きているのは、技量と作者の努力だと思います。


20
私はもう古田さんとサルのとりこです。古田さんとサルってどうしてこうも東京が似合うのだろう。
こういう風に連続して表現していくのはずるいと思われるかもしれないけど
でも単発で読んでも面白いと思う。


以上でした。
作品が多いと大変だけど一日でやろうと思わなければなんとかなるなと思いました。
次も出来ますように。

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