今期は参加してないので感想でも書こうかなと。
#1
生気がないのは幽霊そのものより、むしろ幽霊がいなくなったあとの抜け殻のほうじゃないかなと。
最後のセリフで老人にしては若々しく、また軽い感じを出そうとしてるのかと思いましたが、それにしては軽すぎる印象。
#2
1回見たときはよく意味がわからなかったけれど、よくよく考えれば前の続きっぽいですね。情報量が少ないのか、情景が浮かびにくく感じました。
#3
『スイミー』と『醜いアヒルの子』を足して2.5くらいで割った感じ。
最後「それが言いたいだけちゃうんかい」と思いました。
#4
個人的結論は「気味の悪い話」。
わざとかどうかは知りませんが、ストライクゾーンがかなり狭いような。
#5
『あらすじ』ではあるような気はしなくもないですが、少なくとも『短編』ではないと思いました。
#6
登場人物に感情移入できる要素がないかなー、としか。
#7
モブキャラ子は要らないと思ったんですけど、だからこそこの立ち位置なんですかね。
勢いある感じはいいなと思いました。まんまのネーミングからは絶望先生っぽさを感じましたけども。
#8
『ポエム』ですね。
#9
同年代の男性が同じ目的で同じ駅にこぞって降りるって何のためなんでしょうかね。
情景がいろいろな部分で現実的ではないような気が。そういう話なんでしょうか。
#10
情景押し。通学鞄から学生と推測できるけど、その割には年季を感じる語り口。
バスのくだりは必要性がイマイチわからなかったです。
#11
『気味が悪い話』その2。
読後感はさしてよいものではなかったですが、それ狙いなら納得。
#12
トータル:「この男は何をやってるんだ」
馬鹿馬鹿しさをよしとするのかあるいはバッサリいくかのどちらかでは。
#13
偶然なのは『天地創造』で前の作品と繋がってるところ。
目的地とか進行方向とかはわかるんですけど、若干蛇行してるような。もうちょっとはっきりした進路をとっていければよかったかと。
#14
文章自体に違和感とかは感じなかったんですけど、そのせいかさらっと終わってしまったような感じがします。
引っかかりが少なかったような。
#15
誠の心情が伝わってきて、それがよかったと思います。
後悔というか、悔しさというか。
#16
忘れられないのだーーーにも読めます。というより、最初そう読みかけました。
裏切りとあるけれど、どのように裏切ったかの経緯がわからない限りは同情もできないしあきれることもできないです。
#17
コンソールってなんだっけと思いながら、ああなんかコンピュータルームっぽいところかなと思ったのに数分かかったり。
処分する側の話を展開するならば、そちら側の世界観の説明がもう少し欲しかったです。
#18
描写はいいと思うんですけど……。
好みの問題かなあ。それとも既視感か。
#19
なんともつかみどころがわからない感じ。
そんな世界観を表現してるのに違和感をさして感じないところは巧いなと思います。
#20
題名にカプチーノをつけてるわりにはカプチーノの印象がそんなに強くないような。
序盤を少し削って、後半をもうちょっと印象付ければよかったかなあと個人的には思います。
#21
どう収束するかが結構気になったんですけど、オチが少し弱いと思いました。
前半はよかったと思います。
いろいろ毒舌ですいません。
全部にちゃんとした感想書くのって結構難しいなあと思いました。
謙悟さんの感想をたたき台にして、わたしも感想を書いてみました。
〉#1
〉生気がないのは幽霊そのものより、むしろ幽霊がいなくなったあとの抜け殻のほうじゃないかなと。
〉最後のセリフで老人にしては若々しく、また軽い感じを出そうとしてるのかと思いましたが、それにしては軽すぎる印象。
『幽霊がいなくなったあとの抜け殻』というものをわたしは見たことが無いので困ってしまいますが、もしかして「霊魂が抜けたあとの死体」とかそういった意味でお使いでしたか? どちらにせよ、幽霊なんて見たことないので、『幽霊のように』という比喩は果たして有効なのかどうかという疑問は残ります。
前半部分の背景描写については、「イタリアだし、なんか魔法使い的なおじいちゃんとか居てもおかしくなさそう」と読者に思わせる演出だと思いますが、中途半端にリアリティを出すよりは、いっそ「学者は車中で悩んでいた。長らく降り続く雨の原因を調査しているのだが、最新の機器を使ってもまったくわからない。」みたいなはじめかたをすれば十分状況は把握できるなあと思いました。
あと、細かいツッコミですけれど、雨が降り続いている状況が異常気象なので、『異常気象により雨が降り続いていた』という文章はなんだか違和感があります。
〉#2
〉1回見たときはよく意味がわからなかったけれど、よくよく考えれば前の続きっぽいですね。情報量が少ないのか、情景が浮かびにくく感じました。
情報量は千文字です。少なくないです。量ではなく質の問題だと思います。
登場人物たちが住む世界についてもう少し厳密に定義してあげないと、作中で登場人物たちが世界の構造について悩んだとしても滑稽なことです。
吸血鬼は『まず、人間がこの魔界で生きていくにはどうしたらいい?』と質問していますが、そもそも冒頭で『死か、永遠の命か、好きな方を選べ』と述べていることから、「人間として死ぬか、魔物となって生きるか」というルールについては承知しているはずで、であればこの質問の意図は一体何なのだろうと考えてみると、単に作者がなにも考えていないだけだったらこの考察は無駄だ!、と思って思考停止しました。
〉#3
〉『スイミー』と『醜いアヒルの子』を足して2.5くらいで割った感じ。
〉最後「それが言いたいだけちゃうんかい」と思いました。
わたしは、カラスとインコを見間違えるような人間の存在を信じることができません。
〉#4
〉個人的結論は「気味の悪い話」。
〉わざとかどうかは知りませんが、ストライクゾーンがかなり狭いような。
たしかに「気味の悪い話である」としか言いようの無い内容でした。
グロテスクであることそれ自体は、わたしにとって評価の対象とはなりませんが、グロテスクな描写が大好きなひとびとは、「ぶふっ、ふ、ふへっ」とか言いながら読むのでしょうか。それを想像することのほうが楽しい。
たとえば、http://tanpen.jp/28/24.html、のような作品は、ただグロテスクなだけでない凄みを感じるのですけれど、じゃあ「ただグロテスクなだけでない」ってどういうことよ?、という問いについてはまた日を改めて考えますということで茶を濁します。
〉#5
〉『あらすじ』ではあるような気はしなくもないですが、少なくとも『短編』ではないと思いました。
『短編』って「短編小説」の意でしょうか。このサイトにおいては「千文字以内であること」が「短編」の条件であるので、少なくとも「短編」ではあります。
『俺の意識は、そこで途切れた』と過去形になっていることから、主人公は死んでおらず、実は『裏闇』の演技により死んだように見せかけたのではないか、というような推論が成り立つわけで、そうするとその後のストーリーについてもあれこれ妄想することができるのですが、作者がそこまで想定しているかはわかりません。
〉#6
〉登場人物に感情移入できる要素がないかなー、としか。
これ、『桜』と『大地』というのが人名ではなく、ほんとの「桜の樹」と「大地(地面、地球)」を指しているのであれば面白いなあと思って読んでいたのですけれどやっぱりそんなことありませんでした。
〉#7
〉モブキャラ子は要らないと思ったんですけど、だからこそこの立ち位置なんですかね。
〉勢いある感じはいいなと思いました。まんまのネーミングからは絶望先生っぽさを感じましたけども。
文中の「!」を「。」に変換するとそれほど勢いよく感じませんよ。
〉#8
〉『ポエム』ですね。
「これは小説じゃない! 詩だ!」って言いたがる勢力は強力なのですが、わたしも負けじと「その前に小説と詩を定義しろ」と言い続けたいと思います。
ただ、今回の場合に問題となるのが『ポエム』という単語であって、これはまさか揶揄としての『ポエム』なのでしょうか。つまり、「詩のなりそこない」とでもいった意味の。だとすればこれは由々しき事態です。全日本ポエム団体からの抗議も覚悟しなければなりません。
で、まあ作品自体の話なんですけれど、これ、ストーカーの独白だと思って読んでみると、『「キミ」の砦を今壊して…進む』とかすごく怖い。
〉#9
〉同年代の男性が同じ目的で同じ駅にこぞって降りるって何のためなんでしょうかね。
〉情景がいろいろな部分で現実的ではないような気が。そういう話なんでしょうか。
「主人公の服が扉の取っ手に引っかかる→主人公、列車から降りる→主人公、取っ手からシャツを外す」という、なんとも狂った時系列で書かれていて、なにがいったいどうなっているのでしょうか。
〉#10
〉情景押し。通学鞄から学生と推測できるけど、その割には年季を感じる語り口。
〉バスのくだりは必要性がイマイチわからなかったです。
必要性の話で言えば、他のエピソードもそれ単独の必要性はほとんど無くて、でもそれらを積み重ねることで何らかの効果を出そうというものだと思います。
なんとも長閑な様子が伝わってきます。
〉#11
〉『気味が悪い話』その2。
〉読後感はさしてよいものではなかったですが、それ狙いなら納得。
ほっぺたが伸びるというのが本当にびよーんといった感じに伸びるという話で驚きました。全体としては「ツンデレ萌え」に分類できるかと思いますが、そこに「とにかくほっぺたが伸びる」というなんとも奇妙なエピソードを含ませることで味のある作品に仕立てあげられています。
最後の三行が秀逸です。わたしは繰り返しに弱いのです。
〉#12
〉トータル:「この男は何をやってるんだ」
〉馬鹿馬鹿しさをよしとするのかあるいはバッサリいくかのどちらかでは。
すでに宇宙があるところへ精子をぶちまける話なので、どうしてこれが『天地創造』なのかとつっこみたくなりました。星があるってことは、光もあるってことですから。
〉#13
〉偶然なのは『天地創造』で前の作品と繋がってるところ。
〉目的地とか進行方向とかはわかるんですけど、若干蛇行してるような。もうちょっとはっきりした進路をとっていければよかったかと。
気づくと俺はベッドの上で大の字に縛られている。傍にはじーちゃんが冗談みたいに大きなハサミを持って立っている。「球はいいぞぉ、球はよぉ」とつぶやきながら、チョキン、チョキン、とハサミを開閉し、俺の両腕はあっけなく切断される。さよならを唱える間もなかった。
みたいな状況が間に挟まれていたかと思うと興奮しますが、まあ、ないですよね。
直進すると引っかかりがないし、蛇行するとまどろっこしい、という葛藤は物書きにとって永遠の課題です。
〉#14
〉文章自体に違和感とかは感じなかったんですけど、そのせいかさらっと終わってしまったような感じがします。
〉引っかかりが少なかったような。
小説というものは嘘が書いてあるので、違和感を感じなかったというのは褒め言葉だと思います。つまり、よくできたお話であるということです。
実際よくできた話です。π姫との邂逅について語ることで主人公の人物像を間接的に浮かび上がらせています。エピソードがつつがなく繋がっています。が、なぜに『よもつひらさか』なのかは拾いきれませんでした。
〉#15
〉誠の心情が伝わってきて、それがよかったと思います。
〉後悔というか、悔しさというか。
十四歳なのにセックスけしからん!!!!!!!!!!!!!1111111ぬぬぬん、とか思いましたが、それも含めて、悪意のなせる所業ですよこの作品は。
〉#16
〉忘れられないのだーーーにも読めます。というより、最初そう読みかけました。
〉裏切りとあるけれど、どのように裏切ったかの経緯がわからない限りは同情もできないしあきれることもできないです。
「忘れられないのだーーー」と読むにしろ読まないにしろ、狂ってますよね。ふつうの会話をしている最中に突如として奇声を発するやつ、みたいな怖さ。
〉#17
〉コンソールってなんだっけと思いながら、ああなんかコンピュータルームっぽいところかなと思ったのに数分かかったり。
〉処分する側の話を展開するならば、そちら側の世界観の説明がもう少し欲しかったです。
こういった、オチというかアイデアを楽しむ作品は、読み終わったあと「へー、なるほど」と思いはするけど二度と読み返しません。読み捨てです。
〉#18
〉描写はいいと思うんですけど……。
〉好みの問題かなあ。それとも既視感か。
このオナニー描写の必要性について考えているのですけれど、読者サービス以外に思いつかないです。
#12ともども、『短編』における性描写の限界に挑戦でもしているのでしょうか。まさか。
〉#19
〉なんともつかみどころがわからない感じ。
〉そんな世界観を表現してるのに違和感をさして感じないところは巧いなと思います。
軽妙洒脱な語り口でさくさく読めますよね。このとぼけた味わいのある奇妙な文章は、漫画家で言えば黒田硫黄に通じるものがあるとかないとか思いました。
〉#20
〉題名にカプチーノをつけてるわりにはカプチーノの印象がそんなに強くないような。
〉序盤を少し削って、後半をもうちょっと印象付ければよかったかなあと個人的には思います。
それぞれパッとしないエピソードでも、複数が重なることで何か意味ありげなものに見えてきます。その重なりの中心になるのが『カプチーノ』である、という内容ならもうすこしまとまりが出てくるのでしょうね。
〉#21
〉どう収束するかが結構気になったんですけど、オチが少し弱いと思いました。
〉前半はよかったと思います。
エヴァンゲリオン劇場版のラストシーンに対するオマージュです。ちがうか。
『うんこしたい』は非常にプリミティブな生の叫びと読みました。が、いくらでも深読みできるのでずるいと思います。
〉いろいろ毒舌ですいません。
〉全部にちゃんとした感想書くのって結構難しいなあと思いました。
勝手にたたき台にしてすみません。ありがとうございました。
〉だからわざわざ「。」じゃなくて「!」にしたんだけど。
〉
〉感想の真意が全然見えないから釣られてみたり。
語尾を「。」で統一すると、割と整った文章で、たとえばハンニャさんの作品に見られるような「タガが外れた前のめり感」は無いなあと思いました。「!」を多用することは逆に空元気というか、無理してはしゃいでる感じが出るなあ、と。
ただ、この胡散臭いB級っぽさは嫌いではありません。
また、「だったら顔文字つけとけば手軽にどんな風にも書けるんじゃないの」とも思いましたが、これは極論です。
ちゃんと読んでくれてありがとうございます。
そのうえ感想までいただけるなんて、最高ですね。
〉それも含めて、悪意のなせる所業
なにが「悪意のなせる所業」なのか、具体的に挙げ、根拠付きで批評していただけませんか?
〉あと、細かいツッコミですけれど、雨が降り続いている状況が異常気象なので、『異常気象により
『気象』という言葉には大気の状態という意味も含まれているので、間違いではないですね。
この場合、雨と異常気象を同一と考えるか、繋がった別個として考えるかという事になります。
ストーリー的に言うと、原因は気象に繋がった更に別の要素にあるとも言えます。ストーリー上の原因が繋がった気象を別個として考える場合、視点主は話の真相を把握してるという事になります。
これも一人称ではなく三人称での視点なので、視点主が真相を知っていたとしても問題はないですね(実際は作者として当然把握の上に書いてるんですが)。
ただ、挙げた様に異常気象と雨を同一として読む事も出来ます。ですから、意味の読み取り方によっては違和感があるかもしれません。これも間違いではないです。
結果的にはこのままでも別段問題はないと考えますが、もし読み取り方をどちらかに絞りたい場合は、記述を変えた方が的確かなと改めて思いました。
再度自作を読み解く機会を得られて参考になりました。どうもです。
読者さん
〉「!」を多用することは逆に空元気というか、無理してはしゃいでる感じが出るなあ、と。
「!」の多用によって、川口浩、藤岡浩探検隊シリーズの田中信夫さんのナレーションを喚起したいと目論んだんですがダメでしたか。
はーあ。
クマの子さん
〉僕は「!」じゃなくてもおもしろく読めたかな。オチのところも「!」でなくてもおもしろいし。最後の二段落は「!」で勢いを表に出したほうがいいかなとは思うけど。どうでしょか。
今期はひたすら「!」で煽り続ける作品を書きたかったので、「!」無しでもおもしろいと言ってもらえて嬉しいですが「!」がなくなるとそもそも書いた意味が無くなるんです。
それに「!」は二文字分消費しますから、「。」ならば浮いた部分に何かしら付け加えたことでしょう。そうすると、多分全く別の作品になっていたと思います。
個人的な反省としては、「!」で読者各位に田中信夫さんの声を脳内再生させようなんてやっぱり無茶だよなぁというところ。せめて内容を胡散臭い探検モノにするべきだったと悔いています。
信夫さんは置いといても「!」を多用したいと思ったのがそもそも作品の原点なので、そこを云々されるともうどうしていいかわからなくなります。
他者に意図を伝えるのもなかなかに大変なものですよのう。
兎も角、こんな愚にも付かない作者が楽しんでるだけの作品に、真剣に向き合っていただいて本当にありがとうございます。
〉読者さん
〉〉「!」を多用することは逆に空元気というか、無理してはしゃいでる感じが出るなあ、と。
〉
〉「!」の多用によって、川口浩、藤岡浩探検隊シリーズの田中信夫さんのナレーションを喚起したいと目論んだんですがダメでしたか。
〉はーあ。
なるほど、探検隊シリーズのナレーションを想定していたのですね。わたしは胡散臭い紙芝居のおっちゃんを思い浮かべていました。(映画『姑獲鳥の夏』に出ていたようなああいう感じ)
わたしが言いたかったことはつまり、「!」を多用することで変なテンションになる、B級っぽくなる、ということで、だいたい作者さんが狙った通りの効果をあげているかと思います。
というか、わたしは別に「!」を多用するのが良いとも悪いとも言ってないので、そんなに落ち込まれると困ってしまいます。
高橋唯さん
〉なにが「悪意のなせる所業」なのか、具体的に挙げ、根拠付きで批評していただけませんか?
はじまり、そもそもこれは「叶わぬ恋」であることが示唆されています。
中盤、思春期男子特有の気持ち悪さで恋心を募らせていく様子が描かれます。
終盤、でもやっぱりこの恋は叶わない、ということが、最悪な形で知らしめられます。櫛に絡まる毛の描写は性行為の暗喩と読みました。
ラスト、指先から離れ落ちていく毛は、これから奈央が次第に遠い存在になっていくことを暗示していると読みました。しかし、それでも隣人であるという関係性はしばらく変わらないという残酷さがかなしいです。
このようにひとりの少年の恋心を完膚無きまでにたたき壊すことで、読者にうすぐらい負の感情を想起させることが目的ではないかと考え、そのような意思を「悪意」と呼んだ次第です。
アンデッドさん
〉『気象』という言葉には大気の状態という意味も含まれているので、間違いではないですね。
〉この場合、雨と異常気象を同一と考えるか、繋がった別個として考えるかという事になります。
繋がった別個として考えるという意味がわかりません。
この場合の『異常気象』というのは、「何らかの原因により雨が降り続いている」という現象全体を指していると思っていたのですけれど、「何らかの原因」だけ取り出して『異常気象』と言い換えるのは不自然だと思いました。
〉ストーリー的に言うと、原因は気象に繋がった更に別の要素にあるとも言えます。ストーリー上の原因が繋がった気象を別個として考える場合、視点主は話の真相を把握してるという事になります。
ネタバレを危惧してらっしゃるのかもしれませんが、この辺り表現が回りくどすぎてなにがなんだかよくわかりませんでした。
〉繋がった別個として考えるという意味がわかりません。
『異常気象』と『雨』が別個であり、関係性として繋がってもいるという事です。
〉この場合の『異常気象』というのは、「何らかの原因により雨が降り続いている」という現象全体を指していると思っていたのですけれど、「何らかの原因」だけ取り出して『異常気象』と言い換えるのは不自然だと思いました。
「何らかの原因により雨が降り続いている」ではなく「異常な大気の状態により雨が降り続いている」と言い換えれば解り易いと思います。
そして、「何らかの原因により」とした場合も、「何らかの原因」というのが全く不明なので、それ含めて『異常気象』と表現している、と思えばいいんじゃないでしょうか。
何らかの原因で異常な大気の状態にある、という事です。
ちなみにこれは主人公の学者の視点ではなく、三人称視点主の言葉であり、学者が原因が解らない異常気象であると理解するのは調査してからとなります。
異常気象の科学的な原理と老人の力による介入の仕組みについては、専門家ではないので僕にも解りません。そういう意味でも異常気象です。
〉ネタバレを危惧してらっしゃるのかもしれませんが、この辺り表現が回りくどすぎてなにがなんだかよくわかりませんでした。
ネタバレというよりは、三人称視点としてこの視点主はストーリーを把握した上でその言葉を使っている、というのを示唆しているという事です。
深読みすると言葉の使い方が解るという、要は三人称の仕組みの話です。
〉『異常気象』と『雨』が別個であり、関係性として繋がってもいるという事です。
〉「何らかの原因により雨が降り続いている」ではなく「異常な大気の状態により雨が降り続いている」と言い換えれば解り易いと思います。
〉そして、「何らかの原因により」とした場合も、「何らかの原因」というのが全く不明なので、それ含めて『異常気象』と表現している、と思えばいいんじゃないでしょうか。
〉何らかの原因で異常な大気の状態にある、という事です。
言いたいことはわかるのですが、やはり違和感があります。
「雨が降り続いている」という現象も「異常気象」の一部に含まれるので、極端に言ってしまえば、「異常気象により異常気象が起こっている」という同語反復に陥っているように読めるということです。
〉ちなみにこれは主人公の学者の視点ではなく、三人称視点主の言葉であり、学者が原因が解らない異常気象であると理解するのは調査してからとなります。
〉異常気象の科学的な原理と老人の力による介入の仕組みについては、専門家ではないので僕にも解りません。そういう意味でも異常気象です。
〉ネタバレというよりは、三人称視点としてこの視点主はストーリーを把握した上でその言葉を使っている、というのを示唆しているという事です。
〉深読みすると言葉の使い方が解るという、要は三人称の仕組みの話です。
申し訳ないですけれど、わたしの主張と視点の話は関係ありません。
面白い話題ではありますが。
〉言いたいことはわかるのですが、やはり違和感があります。
〉
〉「雨が降り続いている」という現象も「異常気象」の一部に含まれるので、極端に言ってしまえば、「異常気象により異常気象が起こっている」という同語反復に陥っているように読めるということです。
一部には含まれますが、=全てではありません。
後は最初の記事を再読して下さい。
〉わたしの主張と視点の話
異常気象という言葉の使い方がどこの視点から来てるのか探る事は、言葉の意味と関係はありますよ。
まあループしてて不毛なので、これ以上のレスは控えます。
すごい。どこにレスしていいのか、一瞬わからなくなりました。
基本的には「書いていて楽しいこと」なので、僕の悪意だと言うのならそうなのでしょう。
ですが、目的がちょっと違います。
テーマは前期と全く同じで、「他人という存在と、それを知るためのアプローチ」なのですが、今期はそれを、窓の中で何が行われているか明記しない、という方法で表そうと試みました。
具体的には「結局、開けなければ中の様子はわからないけれども、開けたときの最悪の可能性が怖くて開けられない」ということが書きたかったわけです。
ところで、話の中で描かれる奈央は、幼馴染を毎朝起こし、誠の母とも仲良くやっていて、立ってもいない寝癖のために櫛を通して誠の変質的欲求に応えてあげたり、夜な夜な誠に逢うために窓を開けて様子を窺ったりと、誠に対して強い好意を示しているのですが、お気づきでしょうか。
また、個人的な考えとして、中二の男女の性交は主に男子の家で夜におこなわれるものと考えています。もしくは両親の留守とか。屋外なんかもあるかも。
というわけで、本当はダイエットヨガをしていただけなんです、なんて無理がありますかね。
話は変わりまして、僕はグロテスクなものが割と好きですが、「ぶふっ、ふ、ふへっ」なんてなりませんよ。
表現方法とか自分なりのこだわりに照らし合わせたりだとか、自分の中にどういった感情が生じたかなど、けっこう普通に見たり読んだりしますよ。これって普通ですよね。
さいごに、
〉少年の恋心を完膚無きまでにたたき壊す
丁寧な感想だけでなく、魅力的なアイディアまで貰えるなんて、僕は幸せ者です。
本当にありがとうございました。
〉高橋唯さん
〉はじまり、そもそもこれは「叶わぬ恋」であることが示唆されています。
〉中盤、思春期男子特有の気持ち悪さで恋心を募らせていく様子が描かれます。
〉終盤、でもやっぱりこの恋は叶わない、ということが、最悪な形で知らしめられます。櫛に絡まる毛の描写は性行為の暗喩と読みました。
〉ラスト、指先から離れ落ちていく毛は、これから奈央が次第に遠い存在になっていくことを暗示していると読みました。しかし、それでも隣人であるという関係性はしばらく変わらないという残酷さがかなしいです。
〉
〉このようにひとりの少年の恋心を完膚無きまでにたたき壊すことで、読者にうすぐらい負の感情を想起させることが目的ではないかと考え、そのような意思を「悪意」と呼んだ次第です。