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1 Dの呼応 アンデッド 1000
「これは以前に僕が経験した話です。」といったいかにも今からお話始めます的冒頭がいけすかない。
これは、なんかテープからまろびでた幽霊がなんたらかんたら的な話だけど、カセットテープ持ってる環境とか普通にでてくるあたりが訳分からん、ふつうの読者だったら、デッキねーよって思うし、そういう反応があるんじゃないのかな、って思えない作者の力量をうたがう。
ただこれ、足の悪いおばあちゃんがひとりぐらしできるか? できるはずがない、だったらもう一人いるはずだ、なんて読み方もできて、テープとはまったく関係なく殺人が行われた、ってなると面白いなと思った。ようするに、幽霊のせいか、人的なものか、分からなくなる書き方。実際、どっちでもいいしそんなの。

2 あの娘のシューズ 中崎 信幸 606
擬人法は面白いなあと思ってるんだけど、例えばSF的な発想方法って擬人法にも似ているし。だから、この話は恋愛感情自体っていうものをなんか擬人化してもよろしかろうって思った。靴が擬人化しているところに恋愛の擬人化がでてきて、あたかもまるで人間がうつろな操り人形みたいになるの、雑誌の擬人化とかマスコミの擬人化とか出てきて、てか、雑誌は擬人化っていうか、マスコミは、誰かの思惑であって、つまりある部分の人間は誰かの操り人形、みたいなとこまで敷衍できたりとか。

3 『天井裏の散歩者』 石川楡井 1000
なんか読みづらい。「蟷螂に威嚇の声はない。」ってわざわざ言うことのほどだろうか、と思った時点でがっくりきた。なんか着実に構成してきてるんだけど、さいごおしっこかよと思った。
それから「与えられた床の間」っていうのが気になっていて、床の間は掛け軸かけるところなんだけど、でもそういえば寝る部屋を「床の間」っていっちゃったりするお母さんがいたようなそんなような感じでした。

4 貧と富の心の狭間で… 大荒 清統 968
なんかうそくさい始まり方。「日本からも…。」って自分でてんてんつけたらなんかうそっぽいしさらに。
いい話が書きたかったんだろうなと思った。いい話っていうのはなにかこう、大きな太鼓をみんなに鳴らそうとする気分になれて書いてて気分いいんだけど、正直、いい話なんか訳の分からないやつらが好んでるだけなように思うんだよね。こんなもの、書く必要なんかあるのかなと。あくまで自分の人生の中で起き、肉声で放つからこそ意味のあるノンフィクションがあり、それとは無関係にフィクションがあるんじゃないのかなと。

5 言い訳 てつげたmk2 838
これなんで時間が逆転するのかしら?
擬音語を上手く使う方法があんまり思い浮かばない。

6 明日はそんなに晴れじゃなかった くわず 1000
こっちのほうがいいかな。http://tanpen.jp/88/27.html
たぶん、このテーマに向いてない文章なんだと思う。まじで硬すぎる。冒頭から硬い。
さーお話はじめますよいまからー、という匂いがする。

7 まだ逢えないあなたへ 近江舞子 1000
もっとしゃれた告白の仕方できないのかよーって思った。ただ、きっと、恋愛って、同じレベルの人どうしがするから、楽しいんだよね。幸福は主観的なものなんだから。幸福を定義しようとする人こそばかなんだろうね。
個人的に、webに15年もいる経験から言うと、ネットからはじまる恋愛はもっと巧妙だと思う。うそ、テキスト、webサービス、リアル、といろんなものがまじってくる。webってものができてから恋愛はめんどくさくなったんじゃないのかな、て思う、メールとか。っていうの、面白いテーマだな。

8 夏 いー 778
あー、ここで転換があるのか。
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「太陽が、ま、真っ黒」と言い、震える指で空を指す。
 太陽が黒いのは当たり前じゃないか。
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なるほど。なんか、例えば「濛々たる熱気が充満する夏の教室で、武田先生の声は必要以上に明瞭だった。」とか、「濛々」に対して「明瞭」っていうのが使われて対比されてるなと思う反面、この場合の「必要以上に」とは、どういう基準に対しての「必要以上」なんだろうかとか思ったりするんだけど、じっさい細かいところ読んでもつまんないなあと思ったりもさいきんする。けど、細部に目がいかなくなったらもう読書なんか辞めちゃえよってことなのかもしれない。

9 傷の話 でんでん 1000
なにかを物語るってことじたいがおこがましく、そのために構成するということ自体が遠回りな書き方で、読者にもたらすべき快楽をわしづかみにして提供するのが、作者なのかもしれないなんて思ったら、なんかこれは野暮ったい。

10 いらっしゃいませ 岩砂塵 1000
なんか不思議な風合いの話だなーって思ったりするんだけど、幽霊の話しを読むと、だれしもがそういうふうに感じるのかなあなんて思ったりする。
どうしようもなくもっさりしている文章。
「都内で有数の広さを誇る谷ノ内霊園。霊園内には寺、仏具屋に加えて、スーパーや床屋、コンビニまである。ひとつの町として機能しているのだ。」なんて、なんで説明しちゃうんだろうと思う、「都内で有数」とか、テレビっこなんだろうか作者は。絶望的にありきたり。

☆11 カンナの日記 金武宗基 990
なんか変な造語しないほうが面白いんだなと思った。なんかせつなくなった。良かった。

12 虚言癖 JUDE 529
ねむたい。

13 前がみの人 香椎むく 998
えー、なんで幸運の女神なの? 途中まで面白いなーどういう終わりかたするんだろーって思ってたら、処理しきれなかったんだろうな、って終わり方。それにしても、幸運の女神ってないだろう。

14 星果録『真愛』の項 彼岸堂 1000
わかりづらかった。もっとわかりやすく書いてほしい。

15 衝撃! 南光坊天海の恐るべき陰謀!! わら 1000
「風がとろりと撫でた」ってここからじゃないか。http://tanpen.jp/39/16.html「ななななんだってー!!」


16 水底の世界 雪篠女 762
むう。

☆17 みえないナイフ 山羊 1000
これ、いいなあ。ほら、ぼくたち嘘ついてたんだよね、っていうのが分かる物語って好きなんだろうと思う。身も蓋もないのが。だいたい、世の中は首の皮いちまいで危機をのがれることが多すぎるんじゃないのかなって思う。

☆18 月留学 立川雪 995
これもなんかかろやかでいいなあ。おもしろい感覚。忘却したいっていう欲求ってありますね、確かに。

19 気になるなぁ おひるねX 872
ん?

☆20 時空蕎麦 笹帽子 1000
この青臭さは、たぶん楽しんで書いてそうだな、ってところから来ているんだろうか。「廃墟」っていう爽快感は気持良かった。

21 精神の統一 クマの子 1000
やあ、こんにちは! なんて言わないよ。
「僕は、自分の名前が思い出せますように、そしてもう何も無くなりませんようにと、お願いした。」というお願いの仕方がなんかかわいかった。
こういう感覚ある人ってまだいるのだろうか。むしろ、なんで他人が私の名前じゃないのかってほうが不思議です最近は。なんでなんだ?

22 そらみみ 高橋唯 1000
分かった。書いてあること自体が嫌いだから読みにくいんだ。もったいつけないではやく殺せよって思うし、子猫のくだりも、はやく出せよって思った。そこが気に入らないんだな。たぶん私が書いたら、
子猫を殺した。女を殺した。分からないように隠した。次に殺すのを探した。
とかで終わると思う。

☆23 スーパードライ 宇加谷 研一郎 1000
のんびりしてるなあ。ただ、これ、本来は、もっと濃密にかけるんじゃないのかな、と思うし、そっちのがおもしろいんじゃないのかなって思う。日常脚色の色合いが強いから。

24 できるだけ素っ気なく、でも優しさを忘れずに euReka 977
ピンポンパン♪ ! 擬音語の上手い使い方これだ。言葉が広がって行く感じがいい感じ。

25 気になること 篤間仁 1000
また猫か。

27 十字路 るるるぶ☆どっぐちゃん 1000
いいかげんじゃないか。

28 動く物を食べる えぬじぃ 1000
なんか書いてあることが正解なようなふに落ちないようなうやむやなような騙されているような。

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