仮掲示板

(59期)一日ひとつ、残り全部

すまないが時間がないんだ。

3 ビーアグッドサン バターウルフ 997

すっげえいい話。
ちんちんは男の子にとってとても大切なものだと
思います。両親も大切だと思います。
ただ性的衝動はご存知の通りたいてい一回の射精後で
おさまり、次のチャージまで時間がかかるわけです。
その治まった間の、夫婦間の情愛が心配だ。俺はその静かなる
愛情を育むべき時に手と陰茎しかない二人の間が心配だ。
ちっともシモネタじゃないと思う。
ものすげえ良い小説だ。

4 忘れられた昼食 公文力 1000
面白いのだけれど一ヶ月前の内容を忘れている。
なにかが起きそうで起きず、進行しそうで進行していない
雰囲気があるから面白い。
1000字を分割配信するなら三日おきくらいが良くないですかね?

5 吉右衛門と六甲おろしのおはようサンデー 宇加谷 研一郎 1000

ちょっと歌詞が古臭い感じがしました。
俺はひとつ1分くらいで作品を読むので話が
よく分からなかったです。
長月さんの感想を読んで意味がつながりました。
結婚すると性的固有結界が張りにくくなるのですね。

6 八丁林の探索は bear's Son 1000

も の す ご い 時 代 錯 誤 感 が !
こんな懐かしさがあったら良いなと思うものの、
こういった主題の面白い作品なら昔の作品を
読めばよろしかろうと思った。
お話単体としては面白かったです。


7 逢魔が時 TM 997

なんだこれ
>「レギオン。人の罪を知ってる。あなたが最も恐れている存在。さあ、魂を」

訳分からないんだが、ここに奇妙な味わいがあった。
レギオンってレジオネラ菌の語源なんですよね。
老人が轍にはまってかわいそうだった。
笑ってしまったけど。
確信犯でギャグを書いてるのか真剣に書いているのか
分からないのだけれども、ともあれ笑ってしまいました。

9 シバタ坂のデンジャーゾーン かんもり 931

アナルとアヌスの語用の違いがわからない。
ただアヌスの方が高尚に聞こえますよね。
そのあたりの言葉選びは良かったと思います。
くだらなさ過ぎて泣けた。

10 月はただ静かに 黒田皐月 1000

こういう風景と所感のキャッチボールはとむさんが
とても上手いですよね。
いまどき月にしんみりするとは珍しい。しんみりする人の
パーソナリティ知りたい。

11 パッキン 壱倉柊 999

面白かった。
他の人の感想読んだらあんまり面白いって言われて
なかったから、俺はこういうのが好きなんだなと思った。
決定的な表現はなく、暗示ばかりで進行していて、この
チラリズムが俺は好きです。
ということで俺もこの類は書いていて、
(生活問題)ttp://tanpen.jp/51/19.html
これですが、このときは、「ダンボール園児」とか
「手話」とかあからさまに暗示ですよ、といった
ガジェット乱用しました。
で、
> すると急に新生活への不安が喉元に込み上げ、続く言葉を失くした。
といったところで決定的一言を書いてしまいました。
書こうかどうか迷った一言だったのですが、優勝したところを
みると良かったのでは、と存じます。
前回の「メフィストフェレス」も暗示の多い作品でしたが、
この類の作品は、象徴のインパクトと、決定的一言の記述が
読者獲得の要となるのかと存じます。

12 三軒先の如月さん 白雪 853

うっうー。
俺もオチものを書いてはいるけど、
(どうかしていたのであった)ttp://tanpen.jp/41/22.html
今読み返してみるとひどい。
オチものって思いついたときは嬉しくて、
でも人に見せたら意外とウケ悪かったということ、
よくあったりしました。怖いですね。
実は犬でしたよ、というオチはあんまり斬新じゃなかったです。
たぶん長月さんは例作にこれを挙げると思います。
ttp://tanpen.jp/3/11.html

13 バドミントン 灰人 414

これは影が幽霊だったってことですか?

16 花の卵 朝野十字 1000

最後がなんだか切れ味の悪い高橋源一郎みたいで
とても嫌だった。その前までのダイアログは素敵だったのに。

20 ドライブ たけやん 506

俺も深夜のベランダに女の人が大勢立っているという
妄想に取り付かれています。貞子みたいなのがね。

22 オチのない話が書きたい 三浦 957

オチなくっても面白いと思えるのは、るるるぶちゃんさん
みたいのが面白く感じられるのは、ガジェットが置いてあれば
それに反応する脳の構造を人間が持っているからだと思う伊太利亜。
20世紀は心理学の時代だったが、これからは21世紀は脳科学の
時代ですよね阿蘭陀。
というわけで、異物が同じ場所に二つあればその関係性を探りたくなるのが
人間の習性ではと。真っ白な部屋に芋虫とカナダ人がいました。
読者が勝手に読めばいいです。

23 ナガレ 草歌仙米汰 909

なんだかよく分からないのだがこれも象徴を読んでみたりすると、
あんがい平凡な感情が見えてきた。
人生観みたいなのを象徴化するのってちょっとださい。
ありふれた生活感情を暗示させるとかっこいい。

24 こわい話 長月夕子 1000

あらのさんみたいな話だなと思った。
これこそメタな話だと思いますよ?

話している女
――――――――――――――
(その話を聴いている人)
――――――――――――――
それを読む私たち読者

三つの階層に分かれているんだけど、
小説としては女の話しか表面的に表れていない。
読者が(その話を聴いている人)を読み取る能力が
あるかどうかが面白いかどうかの要。

25 ぷらなリズム とむOK 1000

エクスペリメントな香り。
プラナリアと「わんわん」言葉で奇妙な情景を
作りあげているのだけれども、最後があまりにも常套句。つまりかっこよく言うところのクリシェだ。

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