第92期 #8

せざく

尼たりゆかばしに
をとさめりをり
[欽呈35式巻68]


比丘尼による葬列が約40メートル、
あまつさえ、リオのカニバル(人肉)様相。


うたつもの、へうげるもの、さもくもの、うけはようもの、たもつもの、さようもの、

ありとあらゆる悶定様式の変容形が腐って、甘い匂いが、滴る。









時に、甚容7。
抹茶香木薄木に晴れ着。
民にきされば上折り7代。
下掛け3代陽明陰徳。


人馬に骨身が染み至り、
されば蟹食い、
よしにてかたま、


こんな時世句が流れておりました。


とてー




「祥五郎 や」


「 はい 母上」

「 」



「 はい、 っております 」

「 ‥ …」



祥五郎の母女にて、この方、別件14の産み、祥五郎14歳。



抜き荷木更津八丁手形、三城にやえらずこのしがた。



いずこー




「八重」

「はい」







「 はい」


獄門城にて内乱の
きにさてをへり
きにさてをわり



きにさてー










たぽーん









たん たぽーん


ぴぃ ふぅぃうぃ ぴぃ








とに、とにあらず
とかくして
とてに てにをや
やに やをわ

まかへにあらず
ここ きたり

まにや あまにや


才蓮丞 記



Ё ボルケーノ による 各連五重奏 葬

[告舌]





たぽーん


たん

たたたん た たぽ たん た たた

しゃっ


た つ つた たっ



同時刻

maelhfino桟橋
(山関堰)


ぎぎ〜い、 ばっしょっ!!




ケアンズ、早朝。

モルビデオリ、スカルニ、そして
甚平。


曰わくー

「えたまってまあ、ぞんでん、わやなっちゃんち、
たいね〜!!」





みかんは ない時代で みかんの花 など 咲いてはいなかった。

山脈が青い とか 誰も



等。 記別、

定業なっての御いし、
不定業。


紋別、霧雨いし、


去りとて善神、ホウボウ、ホッケ、タチウオ。

第六、ハラミツ、諸ヨ 甚 ヒダイ



傷にあらずんば、叩いて出だし、くろがねよりは。




かっぽれ! かっぽれー!!



ア、 モレーノ!!

ミ アモーレノ!



せざく、せざ〜くぅ〜!!


ジニ シャンパニ キニ バニスタン!



八重、

はい!



「せえのお、たっぽお〜ん!!!」



Copyright © 2010 金武宗基 / 編集: 短編