第74期 #9

無限大はどこまでも

ひろくんとあやこちゃんは、とっても仲良し、毎日一緒に遊んでいます。どこに行くのもいつも一緒。ある夏の夕暮れ、海辺でひろくんとあやこちゃんが波に乗って遊んでいました。「あやちゃん可愛い。あ、水着が‥。」「‥あ、ありがとう‥。。」プカプカ‥プカプカ‥海に浮かんだり砂浜で遊んだりしていました。しばらくすると砂浜の中からキラキラ光るものが!綺麗な貝殻を発見。「すごいきれい‥なんか8の字になってる!!」するとひろくんが「これは無限大っていう意味なんだ。この形を手に入れた人は幸せになれるんだって。」「すごい、ひろくんって何でも知ってるんだ!これはひろくんにあげる。持ってて。」あやこちゃんは、ひろくんに出逢ったときのように幸せな気分になりました。砂浜からそれぞれの家までは遠いけれど、その日は二人でとっても幸せな気分になって手をつないでかえりました。ひろくんは多忙で連日、てんてこまい。あやこちゃんにかまっている暇なんて、ありません!あやこちゃんのことを思い出すのは、一日のうちで朝ご飯を食べてるときくらいです。あやこちゃんもうちに着いたら仕事がたくさん待ち構えていました。「え〜ん。締切に間に合わない。そうだ!ひろくんの家に行って手伝ってもらおう!」「お願い、ひろくん手伝って。ここ直してくれないかしら?」「え〜イヤだよん。それどころじゃない。ところでちょっと行きたいところがあるんだけど。」To be continued.



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