第260期決勝時の投票状況です。3票を頂きました。
# | 題名 | 作者 | 得票数 |
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1 | 近況報告 | 蘇泉 | 2 |
2 | 孤独な人が集まる喫茶店 | euReka | 1 |
最近はオーバーツーリズムの問題により、多くの日本人が、あまり良くない意味で外国人のことを意識する状況になっている。
とくに東アジア圏以外の地域から来る人にとって、日本は異世界や、別の惑星みたいなものだろうから「彼らは私たちを同じ人間として見てくれているのだろうか」と少し不安になる(大袈裟だけど)。
外国に留学や移民をする人には、現地での疎外感が少なからずあると思うが、今の日本には、上で述べたような、逆に現地の人間が感じる「世界からの疎外感」のようなものがあるかもしれないなと、この作品を読んで少し考えた(この作品の内容に疎外感を感じさせるものはないが)。(この票の参照用リンク)
ノリノリの、現代的な手紙の文面が実は近未来に、という流れが淀みなく、星新一のショートショートを読んでいるような気にさせてもらえました。明るく前向きな気分にさせてもらえましたね。
『孤独な人が集まる喫茶店』は、こちらも雰囲気は星新一の『生活維持省』を思い起こさせますね。末尾の、主人公の相手の孤独への配慮は”同病相憐れむ”なのか、孤独を知るが故に相手の孤独を配慮できるということか、いろいろ考えさせられました。ただ、いろいろ考えているうちに元気が出なくなったので、今回はごめんなさい。
(この票の参照用リンク)
上西さんとは「孤独」というつながりでつながっているのだなと。
「孤独」というあり方はそれぞれに異なっていたとしても、
客とも「孤独」でつながっていたのだなと感じました。
語り手の「変っている人」という切り分けが、ちょっと不思議。
結局、それぞれがそれぞれに「変っている人」たちなのかなと。(この票の参照用リンク)