次にサイトの傾向についてですが、意見を出す人より出さない人の方が多いサイトなのに、一部の方の意見を聞いただけで、あたかも「サイトの総意」らしきものを感じるというのは、行き過ぎであろうかと思います。こう言っては何ですが、「面白くもなさそうな作品が集まっていて読むに耐えない。誰かも自分と同じことを言っていた。しかしお前が書いてみろと反論されていた。それが嫌だった」こういう印象をチキンさんが「短編」サイトにお持ちになったのか…そんな風に解釈できますが、間違っていたらすみません。
私は「短編」の代弁者ではなく、一参加者に過ぎませんが、少なくとも今はそんなサイトだとは私には思えません。以前のことはまったくわかりません。それは風聞に頼って決めつけていいことと思えませんので、ここで申し上げることはありません。
ここの掲示板は雑誌のアンケート欄ではありませんから、自分が「面白くない」と意見を出せば、参加者である読み手なり書き手なりから、「そんなことはない。面白い」「こういう読み方もある」という指摘を受けることがあってもおかしくないわけです。
チキンさんの仰るとおり読み手はやはり基本はわがままで、自分の楽しみに貪欲です。そういうものだと思います。小説好きなら誰もが素敵な作品を読みたい。書き手の私は自分の作品が一蹴されると少し悲しく感じますが、実は読み手としての私はやはり楽しみに貪欲です。
だから、自分が面白いと思った作品がけなされれば反論もするでしょう。そして反論する方は必ずしも議論のプロではないから、よほど気をつけていたとしても、その言葉は相手を傷つけることになったり、チキンさんのように、まるで自分がサイトから排除されたかのように感じられたり、そういうことが起こらないとは言い切れないのだと思います。
(⑤に続く)