水掛け論、それは曲がりなりにもこの場に「議論」があった場合です。
タンソさんの出されている意見で、議論は成り立っていません。
つまりどういうことかというと、タンソさんはすぐに「だれそれがこう言ったからこうだ」という書き方をされてますね。
「チキンさんが言ったから」「友人が言ったから」「OLはこんな仕事はしないそうです」など。その言葉に対してあなたは何の検証もせず、事実として認識し持ち込んでしまう。非常に危険なことです。
それからもう一つ、あなたはそれらの意見を持ち出すだけで、あなたの意見を述べていない。これでは議論しようがありません。私はあなたのご友人のことも知らないし、どこぞでお勤めされているOLさんかもわかりません。背景もわからないのに「友達が言ったから」では物事は通らないと思いますが、いかがでしょうか。もう少し自分の意見に対してしっかりと責任を持ってください。
「比喩と事実の書き分けがうまくできていない」事がこの小説の欠点になる理由を教えてください。あなたはずいぶんとそのご友人をリスペクトしているようですからご友人の説明でもかまいません。
OLにも色々あるでしょう。会社の大小、職種によってやることも全て違うでしょう。「メフィストフェレス」では、会社内で彼女の立場を実に明確に描いていると思います。「『電球の交換頼まれ、トイレットペーパーの補充頼まれ』にリアリティがない」(OLは、こんな仕事はしないそうです)この小説がどのような形を持って描かれているのか気がつかず、ずいぶんとんかちなところをついていらっしゃるのに、さもありなんと提示されても困ります。こき下ろすとはこんなでたらめをすることではありません。
何で私がこんな事を噛んで含めるように説明しなければならないのか、実に情けない。
今期のqbcさんの作品について私が言わせていただくとしたら、これはqbcさんの得意分野である、人物の戯画化だと思っています。私はこの手の作品はあまり好きではありません。私は「コットンワンピース」「生活問題」の方がずっと好きです。しかし票を入れました。それは何故か。小説としてきちんと成り立っているからです。こういうタイプの女はその男をメフィストに見る妄想があっておかしくありません。そういう女を私は容易に思いえがくことが出来たからです。
ちなみに私の作品にコメントいただきましたが、私は自分の作品に対するあらゆる感想に対して何も言わないと決めております。だがしかしあえて言わせてもらえば、わかりやすいというのは心外です。あれはご存知「伊勢物語」を現代風に焼きなおしただけなので「筒井筒」を原文で知らないと面白くもなんともない。皆が皆、「伊勢物語」が面白くて仕方ないと思っているわけではないので「わかりやすい」とは言い難い。しかも何百年も前の話の筋で、後世の小説が踏襲するのはもはや当然、新鮮味がないにきまっています。もっと他の欠点を探してください。
時間が来たので、今日はこれまで。