ちゃんと読んでくれてありがとうございます。
そのうえ感想までいただけるなんて、最高ですね。
〉それも含めて、悪意のなせる所業
なにが「悪意のなせる所業」なのか、具体的に挙げ、根拠付きで批評していただけませんか?
高橋唯さん
〉なにが「悪意のなせる所業」なのか、具体的に挙げ、根拠付きで批評していただけませんか?
はじまり、そもそもこれは「叶わぬ恋」であることが示唆されています。
中盤、思春期男子特有の気持ち悪さで恋心を募らせていく様子が描かれます。
終盤、でもやっぱりこの恋は叶わない、ということが、最悪な形で知らしめられます。櫛に絡まる毛の描写は性行為の暗喩と読みました。
ラスト、指先から離れ落ちていく毛は、これから奈央が次第に遠い存在になっていくことを暗示していると読みました。しかし、それでも隣人であるという関係性はしばらく変わらないという残酷さがかなしいです。
このようにひとりの少年の恋心を完膚無きまでにたたき壊すことで、読者にうすぐらい負の感情を想起させることが目的ではないかと考え、そのような意思を「悪意」と呼んだ次第です。
アンデッドさん
〉『気象』という言葉には大気の状態という意味も含まれているので、間違いではないですね。
〉この場合、雨と異常気象を同一と考えるか、繋がった別個として考えるかという事になります。
繋がった別個として考えるという意味がわかりません。
この場合の『異常気象』というのは、「何らかの原因により雨が降り続いている」という現象全体を指していると思っていたのですけれど、「何らかの原因」だけ取り出して『異常気象』と言い換えるのは不自然だと思いました。
〉ストーリー的に言うと、原因は気象に繋がった更に別の要素にあるとも言えます。ストーリー上の原因が繋がった気象を別個として考える場合、視点主は話の真相を把握してるという事になります。
ネタバレを危惧してらっしゃるのかもしれませんが、この辺り表現が回りくどすぎてなにがなんだかよくわかりませんでした。
〉繋がった別個として考えるという意味がわかりません。
『異常気象』と『雨』が別個であり、関係性として繋がってもいるという事です。
〉この場合の『異常気象』というのは、「何らかの原因により雨が降り続いている」という現象全体を指していると思っていたのですけれど、「何らかの原因」だけ取り出して『異常気象』と言い換えるのは不自然だと思いました。
「何らかの原因により雨が降り続いている」ではなく「異常な大気の状態により雨が降り続いている」と言い換えれば解り易いと思います。
そして、「何らかの原因により」とした場合も、「何らかの原因」というのが全く不明なので、それ含めて『異常気象』と表現している、と思えばいいんじゃないでしょうか。
何らかの原因で異常な大気の状態にある、という事です。
ちなみにこれは主人公の学者の視点ではなく、三人称視点主の言葉であり、学者が原因が解らない異常気象であると理解するのは調査してからとなります。
異常気象の科学的な原理と老人の力による介入の仕組みについては、専門家ではないので僕にも解りません。そういう意味でも異常気象です。
〉ネタバレを危惧してらっしゃるのかもしれませんが、この辺り表現が回りくどすぎてなにがなんだかよくわかりませんでした。
ネタバレというよりは、三人称視点としてこの視点主はストーリーを把握した上でその言葉を使っている、というのを示唆しているという事です。
深読みすると言葉の使い方が解るという、要は三人称の仕組みの話です。
〉『異常気象』と『雨』が別個であり、関係性として繋がってもいるという事です。
〉「何らかの原因により雨が降り続いている」ではなく「異常な大気の状態により雨が降り続いている」と言い換えれば解り易いと思います。
〉そして、「何らかの原因により」とした場合も、「何らかの原因」というのが全く不明なので、それ含めて『異常気象』と表現している、と思えばいいんじゃないでしょうか。
〉何らかの原因で異常な大気の状態にある、という事です。
言いたいことはわかるのですが、やはり違和感があります。
「雨が降り続いている」という現象も「異常気象」の一部に含まれるので、極端に言ってしまえば、「異常気象により異常気象が起こっている」という同語反復に陥っているように読めるということです。
〉ちなみにこれは主人公の学者の視点ではなく、三人称視点主の言葉であり、学者が原因が解らない異常気象であると理解するのは調査してからとなります。
〉異常気象の科学的な原理と老人の力による介入の仕組みについては、専門家ではないので僕にも解りません。そういう意味でも異常気象です。
〉ネタバレというよりは、三人称視点としてこの視点主はストーリーを把握した上でその言葉を使っている、というのを示唆しているという事です。
〉深読みすると言葉の使い方が解るという、要は三人称の仕組みの話です。
申し訳ないですけれど、わたしの主張と視点の話は関係ありません。
面白い話題ではありますが。
〉言いたいことはわかるのですが、やはり違和感があります。
〉
〉「雨が降り続いている」という現象も「異常気象」の一部に含まれるので、極端に言ってしまえば、「異常気象により異常気象が起こっている」という同語反復に陥っているように読めるということです。
一部には含まれますが、=全てではありません。
後は最初の記事を再読して下さい。
〉わたしの主張と視点の話
異常気象という言葉の使い方がどこの視点から来てるのか探る事は、言葉の意味と関係はありますよ。
まあループしてて不毛なので、これ以上のレスは控えます。
すごい。どこにレスしていいのか、一瞬わからなくなりました。
基本的には「書いていて楽しいこと」なので、僕の悪意だと言うのならそうなのでしょう。
ですが、目的がちょっと違います。
テーマは前期と全く同じで、「他人という存在と、それを知るためのアプローチ」なのですが、今期はそれを、窓の中で何が行われているか明記しない、という方法で表そうと試みました。
具体的には「結局、開けなければ中の様子はわからないけれども、開けたときの最悪の可能性が怖くて開けられない」ということが書きたかったわけです。
ところで、話の中で描かれる奈央は、幼馴染を毎朝起こし、誠の母とも仲良くやっていて、立ってもいない寝癖のために櫛を通して誠の変質的欲求に応えてあげたり、夜な夜な誠に逢うために窓を開けて様子を窺ったりと、誠に対して強い好意を示しているのですが、お気づきでしょうか。
また、個人的な考えとして、中二の男女の性交は主に男子の家で夜におこなわれるものと考えています。もしくは両親の留守とか。屋外なんかもあるかも。
というわけで、本当はダイエットヨガをしていただけなんです、なんて無理がありますかね。
話は変わりまして、僕はグロテスクなものが割と好きですが、「ぶふっ、ふ、ふへっ」なんてなりませんよ。
表現方法とか自分なりのこだわりに照らし合わせたりだとか、自分の中にどういった感情が生じたかなど、けっこう普通に見たり読んだりしますよ。これって普通ですよね。
さいごに、
〉少年の恋心を完膚無きまでにたたき壊す
丁寧な感想だけでなく、魅力的なアイディアまで貰えるなんて、僕は幸せ者です。
本当にありがとうございました。
〉高橋唯さん
〉はじまり、そもそもこれは「叶わぬ恋」であることが示唆されています。
〉中盤、思春期男子特有の気持ち悪さで恋心を募らせていく様子が描かれます。
〉終盤、でもやっぱりこの恋は叶わない、ということが、最悪な形で知らしめられます。櫛に絡まる毛の描写は性行為の暗喩と読みました。
〉ラスト、指先から離れ落ちていく毛は、これから奈央が次第に遠い存在になっていくことを暗示していると読みました。しかし、それでも隣人であるという関係性はしばらく変わらないという残酷さがかなしいです。
〉
〉このようにひとりの少年の恋心を完膚無きまでにたたき壊すことで、読者にうすぐらい負の感情を想起させることが目的ではないかと考え、そのような意思を「悪意」と呼んだ次第です。