仮掲示板

(決めた)一日ひとつの58感想

1 葬列 藤田揺転 826

わりと平凡なお話だという印象で
ございました。

言葉の力はすごいなと思ったのですが、
この、「葬列」って語感はかっこいい!
「葬列」って読んだときに「壮烈」って
言葉も同時にイメージしますかねどうですかね、
こういうことをイメージするかどうかで、
文章を読むときのリテラシーってのの、
上下が順位づけられていくものだと
思うのですがどうでしょうか。

「死んだように生きていく」ってことの
メタファーのように思いました。でも、
「死んだように生きていく」って見解は、
少なくとも私にとっては珍しいものではなく、
そしてそれを物語として提出したにしても、
あまり斬新な感じがしなかった。
もちろん、「死んだように生きていく」て
こととはぜんぜん関係ない読み方もできる
のかもしれず、単に私のひとつの読み方
ではあるのですが。

> 葬列はにわかに活気付いた。押し合いへし合い、私も墓穴に入るのに夢中になった。

という部分は、虚しさと楽しげさが入り
混じっていて、面白かった。

ただ、こうして小説を書いている人の
集まるネットコミュニティにしばらく居て
思うのが、ネットで小説を書きたいと
考える人たちの多くが、現実に不満を
抱えていて、その反動で書いているの
ではないかということです。

そういった反動で書くのはぜんぜん悪く
ないのだけれども、そういうモチベーション
で書かれるのならば、作品の傾向は
似てきちゃうんじゃないのかな、と思う。

(決めた)一日ひとつの58感想−2

2 ねがいごと チョコボール2001 1000

何回か読み返してじわっと染み入ってくる
感じの良いお話でした!

ただ初読ではうまく繋がらなくて、ただ
これは私の読み方が良くなかったかも知れず、
他の人の意見を待ちたいところです。

この世の息子の願い事とあの世の母親の願い事が
一致して、結局それぞれの願い事、「会う」って
ことが叶ったという解釈でよろしかったでしょうか。

読んでいて若干に瞳がうるうるとしました。
正直、そんなに珍しい話でもないかなと思うのですが、
でも、こういう話はやっぱり読んでいて清清しい。
ただ、と口うるさいように言ってしまいますが、
このいわゆる「ありがち」な話を「ありがち」では
なくするためには、もっと字数を使って話に奥行きを
出したほうがより面白いものが提供できたのでは?
と思いました。

「あぶらあげ」て語感が好きです。
それからこういう典型的な良い話を読むと、えろげを
思い出します。関係ありませんけれど。

(決めた)一日ひとつの58感想−3

3 枕の下にある枕 鏡 もち 431

「枕」を擬人化するのなんて安直なんだよと
文句をいくらでも並べたてられそうなんだ
けれども、

>「一度でいいから枕を使ってみたかったんだ」

というオチで心が安らいでしまいました。

お話全体のほのぼのしたトーンに比べて、
「猛烈な睡魔」とか「身を起こした」という
語感はやや硬いのではないかという印象を
感じました。

道具を擬人化する話は、面白いですね。
今回のお話は道具に対して優しい対応を
取ったと思うのですが、攻撃的な態度を
とってもいいわけで、そうすると、また
違った展開も見えてきますし。

(決めた)一日ひとつの58感想−4

4 スペース・リビドー 灰人 859

今日は2つやります!

>宵空に瞬いたのは、一番星ではなかった。

という末尾の一行は、全体の「こうあって欲しい」
という一人称「ぼく」の期待を含んだトーンに
対してそれを裏切るようで、ここは小説だと考える。

あと寝相が

>だらしないマラソンランナーみたい

というのは驚いた表現で、ちょっとこの比喩を
想像することができない。
どんなんだ、この寝相。

エレベーターガールに対する妄想は甘いかと思う。
小説は新しいイメージの発案者たるべき側面も
担うべきだと考えているので、ここはもっと
徹底的にやってしまえと感じた。

エレベーターガールの交渉する相手がその
デパートなりの商品部の部長さんでそれは
不倫関係で彼はテクニックはないが普段の包容力が
ハンパなく、そもそもこのガールは幼少時に
不幸な家庭に育ちエレクトラコンプレックスの
持ち主だったので技術抜きで年上の男性と関係構築
しているという時点で満足しているとか。

そして、男の子が女の子に対して性欲を感じていて、
しかもそれを恥かしいとも思っていて払拭したいと
感じるのはわりと当たり前のことなので、ちんちんを
宇宙に放り投げて想像の世界での解決を試みる、
ではなく、ちゃんと現実の世界で解決させた方が
面白かったのでは、と考えました。

(決めた)一日ひとつの58感想−5

5 贖罪 TM 1000

よく分からなかったです。

台詞がばんばん出てきて、でも、男の子の
目の動き方がお話の進行とともに変わってきたり
していて、そこらへんはコントロールされている
なと感じるのでもう一度読んでみる。

もう一度読みました。

入院している男の子とその担任のお話だったので、
つまり「そんな連中」というのは教室の連中という
ことで、たぶん「他人の足」という小説に世界と
しては似ているのではないかと思う。

狭い世界で言葉の上だけで足掻いている人たちの
話なのかと思いました。
この「足掻き方」がもっとユニークだったり洗練
されていたりすると面白くなるのではないのかと
思いました。

(決めた)一日ひとつの58感想−6

6 爪 仙棠青 1000

面白かった。

「痛痒」は痛くて痒いという意味だから、
ニュアンスがズレるんじゃないのかと思う。

>「実際爪が無いと不自由なことだって多いのだから」

オチが良かった。
常識的なところに着地してて、それまでの
変な世界とのギャップで面白い。

もうちょっと改行があったほうが読みやすかった。

「ひぐらしのなく頃」を思い出した。

こういうお話を読んでなんだか落ち着くのは、
もう、こういう風に日本中がなにか一つの
ことに夢中になってしまうということが
無いからじゃないかとふと思ったり。
みんな同じファッションとかってもう
有り得なくて、それはもちろん雛形の
パターンはあるんだろうけど、みんな
一緒ってもう無いのじゃないのかなあ、
と。

(決めた)一日ひとつの58感想−7

7 宝の部屋 鳩 1000

私もよく昔、思い悩んでいたのだけれども、
例えば私はわりと「ひきこもり」がちだったし、
成人してからも無職で「ニート」っぽい時期も
あったし、実際いまでも「パラサイトシングル」
だし給料は「下流」だし、そういう社会の中に
ある自分を小説に描こうとして、でも、うまい
こと書けなかった時期がありました。

だいたいそういうことを書きたいのなら、
心理学や社会学の論文を書けば良いと、
いまでは思います。というか、小説で
読むよりも論文で読んだ方が面白い。

なぜ論文が面白いかと言えば、客観的だからで
あって、マスコミ的なラベルを貼られた人物を
分かりやすく解説してくれ、つまり好奇心を
満たしてくれるからだ。

もちろん小説だって客観的に書けるのだけれども、
論文には常に客観性が求められるゆえに、
面白くなる可能性が高い。
小説は制約を少なくしたものであるがゆえに、
主観にも客観にもブレるわけで、そのあたりの
制御が困難だ。

ということで、この小説は、どうも主観的に
寄っている印象で、それは具体性が低いから
そう感じるのだけれども、もっと客観性が
入ってくれれば、好奇心が満たされたのでは
ないのかな、と思う。
こういう世界観は、やっぱりとても興味があるし、
面白いので、もっと、どんどん、暴いていって
もらいたいと思いました。

(決めた)一日ひとつの58感想−8

8 4minutes silence 公文力 1000

なんだかよく分からないけれども面白い。

お話の意味するところががよく分からないん
だけど、ただ言葉を追ってお話を読み続ける
っていうのも面白いと思う。
カフカとか、そういう感じで読んでるし、
でもカフカは象徴読み解きみたいなのが
できてさらにお得。

義父のキャラクターがよくわからなかった。
前の話に書いてあったんでしたっけ?
義父の性格が書いてあると、さらに深みが
出て面白かったと思う。

全体的にカッコつけた言葉遣いでとても
雰囲気があり、良かったんだけれども、
ちょっと違和感のある表現が。

>狂気を喚起させる

気になって調べたのですが、
喚起は、
「よびかけて、注意・自覚・良心などをよびおこすこと」
とgoo辞書にありました。

>性交の後の心地よい柔らかな風

セックスした後に必ずしも風が吹かないので、
変な感じがしました。

だらだらひたすら続くお話というのは、
面白いです。終わらないからこそ
面白い。

(決めた)一日ひとつの58感想−9

9 とある日常 fengshuang 720

この部分かっこよかった。

>ただ、ふと短針長針秒針とも左半分にあるなと思ったからだ。

というか、冒頭部分かっこいい。

けど、上司の鷹山さん程度の行動はそんなに
珍しくない。
というか、とても人間くさくて、いい人だと
思った。

新しい車を人に見せたがるのはごくごく
平均的なことだし、ふだんかけない固定電話に
かけてくるというのも、ふつう。

ただ、ひたすら、この鷹山さんという人は、
とてもいい人なんだろうな、と感じられ、
ひとしおに、すがすがしくなりました。

(決めた)一日ひとつの58感想−10

10 例えば千字で刹那を 黒田皐月 1000

アウトローっぽい科学者が書いた新書の本の
前書きっぽかった。

あと、タイトルというのはメタなものなんだな
と思った。作品をメタ化したものがタイトルに
なるんだと思った。
ただあまりにメタの階層をあげると、説明的に
なってしまうし、タイトルってむつかしい。

時間ってときどき有るのか無いのか分からなくなる。
カレンダーに沿って仕事をしたりしているけれども、
それになんか意味が見出せなくなってしまう。

そもそも時間て直接的に感じられるものではないんだ
ろうな。花が枯れたり犬が死んだり、そういう変化を
二次的に見たりして時間の変化を感じて、日々の移ろいを
感じ取ることによって間接的に時間を感じる。

時間ていうのは面白いテーマなんだなとあらためまして
再認識した次第です。

Re:一日いくつかの58感想−10

今期も他の方の感想に何かを言えれば言っておきたいと思っているところなのですが、まず自作の感想へのお礼を申し上げます。
読んで思ったことを書いているのだから割と普通の感想だと思い、普通とは何かと浮かんだことは置いて、そのような普通と思ったものが私には書けていないのだからそれもまた大事なことだと思いました。

〉アウトローっぽい科学者が書いた新書の本の前書きっぽかった。

これまた、そうだ、科学読み物の前書きと思うとそれらしいかもしれない、と他人事のように思いました。しかしアウトローである必要はなく、新書と言えるほどの専門書でもなく、むしろ読み物の冒頭でありそうに思います。さて何の本だろう。やはり計測技術の本なのでしょうか。

〉あと、タイトルというのはメタなものなんだなと思った。作品をメタ化したものがタイトルになるんだと思った。

黒田皐月は題名をつけることが苦手。
しかし掲示板の題名は結構悩んで決めていたりする。

〉時間ていうのは面白いテーマなんだなとあらためまして再認識した次第です。

普遍的に在るものは、それ即ち普遍の題材。
科学的にはひとつの定義、法則、あるいは結論があることかもしれないが、それをどのように感じるかは個々人のものであるため、無限の題材でもあるのです。

―――追認は、何も生み出しはしない。

(決めた)一日ひとつの58感想−11

11 男たちのヤマト 大股 リード 781

風俗使ったこと無い。

なんと感想を書こうか迷って三回くらい
読み直したのだけど、あまりなにも思い
浮かばなかった。

就職活動はたいへんですね。

(決めた)一日ひとつの58感想−12

12 ジョー淀川 vs 峰よしお 頭をわしづかみされるハンニャ 999

ジョーかっこいいなあ。

こういうことを書くにはお話の定型
というものをきちんと分かってないと
できなんだろうなと思います。
きっちりしたお話のフレームを理解して、
その要素を全置換させる。

今回の話は個人対組織というテーマで、
いち社会人として熱い感動を覚えました。
俺もジョーみたいになれたらいいよな、
と思いました。

(決めた)一日ひとつの58感想−13

13 チュベローズ 宇加谷 研一郎 1000

タイトルの意味がまったく分からないの
ですけれど、面白かったです。

これも終わりがないようなお話なのかも
しれないなあと思いながら、ただ文字を
追うようにして読みました。

猿ってなんだろうか、とか、確かに
公と私の間の時間帯というのは気持ちが
良いというか、なんというか、ともあれ、
不思議な気分だよなあ、と共感を感じつつ
読みました。

そもそも働くという行為が家族のいるベッド
タウンから遠く離れて縁のゆかりも無い職場に
行くという行為になってしまったとき、職場で
目立てない人はまるで学校では目立てないけど
地域では有名みたいな、これは要するに
「釣りバカ日誌」が中央に据えている根深い
テーマなんだと思いました。
解決方法はいくつかあるかと思うのですが、
趣味に見出すとか、仕事で自己実現する
とか、ただし、すべての人を満足させる
回答と言うのはないように思います。

(決めた)一日ひとつの58感想−14

14 晴雨 白雪 770

よく分からなかった。

狐とぶつかったというお話なんだろうか。

だとするならば、お話のパーツが組み合わさり
そうで組み合ってない状態で、なんだか
もやもやさせられた。

と、そう考えていたら、なんだかこんな
もやもや感もほかではなかなか味わえない
ようなものであるのだなと、思ったり
思わなかったり。

(決めた)一日ひとつの58感想−15

15 わくわく 野川アキラ 634

小学生の時だったと思うのですけれども、
国語の課題で、教室にあるものを擬人化
しようというものがありました。

例えばこうです。

毎日毎日黒板を拭かされてばっかり、
休み時間になったらばんばんと叩かれるし、
たまには俺も休みが欲しいよ。
そういう俺は、「黒板消し」と呼ばれて
いるよ。

ふだん私はミステリ小説を読まないので、
ミステリ小説とはこういうものなのだと思って
います。
いや、アガサ・クリスティーの「アクロイド殺し」
がこんなお話だったような気がします。

(決めた)一日ひとつの58感想−16

16 僕と猫 たけやん 490

余計なことを書かないのが素晴らしいと思う。
面白い。

理屈をこねても仕方がないんだけど、

(1)
テクストと
テクストを書くための金魚の万年筆
という、メタな関係。

(2)
金魚がお好みかと思いきや、
けっきょく何でも良かった猫。

という、なんとなく循環した世界を
感じさせる要素が良かったんだろうか。
あと、

(3)
構ってもらいたがっているのでは?
と思わせる猫、

というのも、循環した世界に退屈する猫、
ていうのを思わせたりもするのかも。

(決めた)一日ひとつの58感想−17

17 松の木のおじさん bear's Son 1000

改行が少なくて読みづらかった。
なんだか「スタンド・バイ・ミー」
みたいだった。
こういうのはとむOKさんが上手いですよね。
ほのぼのしていた。
ローソンという作家がこういう話を
書いていますよ。

(決めた)一日ひとつの58感想−18

18 きれいな円が描きたい 三浦 992

さいごの、

>そういったものが感得されてきたように思え、この風習を続けてきたこの土地の人々の真実さを感じられずにはいられないのである。

といったあたりがどうも、平穏無事すぎて
残念に思いました。

さいしょの方は、実際に読みながら自分も
手を動かしたりして、物を書くということを
あらためて考えたりして楽しかったのですが。

風習というのは、現実でも変なものがあるから、
こうして虚構の中で扱われても、妙に説得力が
あるなあ、と思いました。
風習や習慣って面白いですね。

(決めた)一日ひとつの58感想−19

19 メフィストフェレス qbc 1000

ぜんぶ実話です。
腐女子でサーセンwwwwwwww

(決めた)一日ひとつの58感想−20

20 Dreamer 群青 1000

ものすごく面白かった!
と思ったら、前回のお話も、私は
お気に入りだった!

・ 最初の一行がかっこいい。

・ 数字で話を進ませるあたりの偏執的な匂いのするあたり。

・ 大袈裟でないトーン

・ 「流石兄。」などのユーモア

・ 展開が多いところ

面白いので気になるところを。

・ 谷底へ身を投げる
→百億回は使われた比喩だろう

・ 緩和な生活
→緩和:きびしい状態をやわらげたりゆるめたりすること。また、やわらぐこと。

・ 「勝手に見当をつけた。」「僕はそう見当をつけると」
→「見当」2回使っている

・ 鮮やかな、真っ白な花
→白は無彩色なので、違和感

・ なんて平和な生活だろうと、僕は思った。
→ちっとも平和な生活じゃないと常識的に思うので、
主人公がどうしてそれを「平和」に思う理由が知りたい!

ただ、これらは私の感覚でひっかかった
ところなだけなので!

とにかくとても面白いです。
ありがとうございます!
こんどサイトの作品も読ませていただきます。

(決めた)一日ひとつの58感想−21

21 美空ひばり評 わたなべ かおる 920

面白いとしか言いようがない。
凡庸で幸せそうな家族像が見られる
あたりが取り得だけの話だし、さいご、
とうとつに自分の話を考えてしまうあたり、
青い主人公だなあと思うものの、でも、
それでも面白い。

もっと展開があったほうが良いのに!
とか、いろいろと要望はあるものの、
でも素朴な温かさが強い。

深夜の駅のホームで酔っ払ったおじさんが
駅員さんに絡むような嘘のなさがある。
いや、こんな家族は嘘っぽいのだけれども、
それを心から望んでいることが文の背後から
感じられるから良いのだと思う。
衒いがない。
衒いがないというのは悪いことじゃない。

(決めた)一日ひとつの58感想−22

22 部活動生22 壱倉柊 1000

前半の夢の描写部分の矛盾し放題
のところが気持ちいい。
こういう書き方って読んでいて
楽しいなと思う。

「夢オチ」でしたよ、という終わり方
なんだけれども、印象が弱いように
思いました。

今回のお話をぎゅっと縮めてもらって、
起承転結の「起承」の部分にし、もうすこし
先の展開まで書いてもらえたらもっと
楽しいかと思いました。

なんでああいう夢を見てしまったんだろう、
という素朴な疑問が解決されず、
どうにも喉に詰まってしまった感じが
するのです。

(決めた)一日ひとつの58感想−23

23 くろぐろとうろこを るるるぶ☆どっぐちゃん 1000

読んでいて気持ちが良い。
魚とかオルガンとかミニカーとか言葉が
たくさん出てくるのだけど、それらの繋がりが
さっぱり分からず、でも、分からなくても
同じ作品の中に置かれてしまうと、例えば
魚とミニカーとの初顔合わせに何か、
妙なイメージを持ってしまったりする。
無理やり関連性を考えてしまう感じ。

(決めた)一日ひとつの58感想−24

24 線的虚構の解体(おためし版) 曠野反次郎 1000

なるほどそういうことだったのか、
という気持ちにはなったものの、小説を
読みたいです、という気分を埋めてくれる
ものではぜんぜんなかった。
小説を読みたい時って、私にとっては
現実逃避したい時や一人で考え事を
したい時です。

「短編」というサイト自体がひとつの
メディアとなってきていて、

・ 投稿作品
・ 掲示板
・ 票感想
といった短編内部はじめ、

・ 各人のサイト
・ mixiでの交流
・ メールでの交流
といったネットまわり、
それから、

・ リアルでの交流
と様々な時間、空間で、交流が
行なわれている。

そもそもこの状態そのものが
面白く、この状態よりも面白い
小説を書くのはとてもむつかしい
ことだろうなと思いました。

ということで来月の
一日一つ感想は、曠野さんに
ご依頼させていただきたいです。

お忙しい中、恐縮ですが、
何卒、よろしくお願いいたします。

運営: 短編 / 連絡先: webmaster@tanpen.jp