仮掲示板

感想について

すごく盛り上がっているようなので、脇から意見を言わせて頂きます。
まず「感想を書くな」っていう発想は論外ですよね、すくなくとも感想を書かれている方は、是非にと頼まれてもいないのに書いておられるわけで、それは壱倉さんの言うとおり単純に好意でしょうから、無碍に否定するのはもっとも愚劣な行為だと感じます。

けれども、こうした批判が出るということは、感想にある種の倫理を求めている人が多いというのも事実ではあるんでしょう。
このサイトに限った話ではないですが、何かを批判するのって、すごく簡単なんですよね。粗なんて見つけようと思えばいくらでも見つかるわけですから。多分感想に反対している人は、感想が悪口に見えているのだと思います。これはそう思う人が悪いわけではなく、単に上手に批判するにはコツがいるということだと思います。

1002さんの感想はそういった意味で、私は上手に批判していると感じるのですが、それは、悪いところを指摘した上で、こうしたほうがいいんじゃないか、というところまで提案してるからだと思います(1002さんの感想を悪口だと思う人はいないでしょう)。私が言いたいのは「○○が良くない」は誰にでも簡単に言える批判であまり価値がないと思うんですが、それに加えて「○○のほうが良い」もしくは「○○のほうが好きだ」という感想なら、その人自身の考え方なり判断基準なりが出てきますから、うまく相対化されて今後に昇華できると思うんです(私自身そういう感想をもらうと嬉しいということもあります)。
つまり「○○が良くない」だけでは、悪口と思われかねないように思うんですね。「感想」の問題点を敢えて挙げるならそれくらいだと思います。まあ、価値どうこう以前に、私としては、感想はありがたいと思っています。

それでもなお感想が嫌だっていう人は、私は身勝手に過ぎると思います。単に小説を褒め合いたいだけなら、公に発表する理由がわかりません。

Re:感想について

ようやく頭痛もひいてきました壱倉です。こんばんは。


〉1002さんの感想はそういった意味で、私は上手に批判していると感じるのですが、それは、悪いところを指摘した上で、こうしたほうがいいんじゃないか、というところまで提案してるからだと思います(1002さんの感想を悪口だと思う人はいないでしょう)。私が言いたいのは「○○が良くない」は誰にでも簡単に言える批判であまり価値がないと思うんですが、それに加えて「○○のほうが良い」もしくは「○○のほうが好きだ」という感想なら、その人自身の考え方なり判断基準なりが出てきますから、うまく相対化されて今後に昇華できると思うんです(私自身そういう感想をもらうと嬉しいということもあります)。


 なるほどもっともですね。
 今度感想を書くとしたら、俺もそのあたりをきちんと意識したいと思います。

 ただ書き手として(あくまで書き手としての意見です)、感想の書き手に対して「こうこうこういう感想をかいてくれ、それじゃよろしく」と言えるかというと、ちょっとそれは別問題のような気もします(書き手と読み手のどちらが偉い、ということともまた別ね)。何度も出てますが、感想の書き手もプロではないので、すべての「違和感」の正体を暴きだせるか、というと、難しいときもあります。そのあたりはやはり感想の書き手にお任せしなければならない部分もあるでしょう。
 じゃあ書き手はそれで満足しなきゃならんのかというと、そういうわけでも決してなくて、そういう場合こそ、以前の話にも出ていましたが、この掲示板なり何なりを利用して、個人的な対話を試みればいいんじゃないかと、そう思うわけです。少々綺麗事のように聞こえるかもしれませんが……まあ俺は常に綺麗事しか言わないと思います。



 てなことをしたり顔で書いちゃいましたが、結局俺の言ってることは現在の感想提示スタイルとなんら変わりありません。改めて確認することに意義を求めるくらいしか、この投稿の意味を見いだせないかもしれません。感想を書かないでほしい、というニーズに対しては、まったくそれを無視しています。他にも無視している意見はありますね。
 ただまあ、逆にいえばこのあたりが俺の譲歩の限界かなとも思います。
 ここで少し勘違いしてほしくないのは、「譲歩の限界」なんて偉そうな言葉を出しましたが、これは感想の書き手としてではなく、投稿作品の書き手としての立場からのものです。俺は別に「感想を書かないでください」と納得できる理由を付けて言われれば、少し寂しそうな顔をしながら「わかりました」と答えて以後感想を提出しないと思いますが、作品の書き手として、他の方の感想を頂ける機会が皆無になるというのは、それは了承できる類の問題ではありません。
 

 余談だけど、今回の議論は少し珍しいケースで(そう思っているのは俺だけかもしれないですが)、議論の発端と進行が、なんというか抽象的なんですよね。具体的に「この感想の、この部分が頂けない」というのがほとんど出ていないままここまで来ている。だから「具体的にいつの、どのような感想に向けての問題提起なのか」というのがいま一つ掴みかねていました。正直にいえば今もです。皆さん遠慮してらっしゃるのかしら。

Re*2:感想について

補足。

 なんだか記事1020の意見に反論しているみたいに書いてしまいましたが、そんなことは全然なくて、「書き手にとって、こういう批判の仕方がありがたい」という記事1020の意見には俺も同意ですし、そういう意見の提示は感想の書き手にとって確かに有意義なものだと思います。だからこそ俺は、次回感想を書くとしたらそのへんのところを注意したい、と書いたのです。

 つまるところ俺が言いたかったのは、「でもそれってやっぱり強制はできないし、限界もあるよね」という、ただそれだけのことです。

運営: 短編 / 連絡先: webmaster@tanpen.jp