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なんかあんまり自分でもあんまり新しい感じのが書けていないなと思って、
リハビリのつもりで感想を書きました。
やっぱりずーっと小説のことを考えて、常に批判的に自分の文章なり考え方なりを見つめていかないと、なかなか現状からの脱却は難しいなと思ったしだいです。
何も考えずにいざ机の前に座ってぺろんと書いて、それがまったく新しいものだったなんて、できるはずがない。

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#1 未来はその先にある
小説は人間の心理が分からない人が参考にするための教科書だなと思う。テレビドラマもそう。どういう風に考えればいいかというパターンが載っているもの。このお話は、そういうものから影響されて書かれたのかなあと思った。

#2 沈みゆく音(投票しなかったけど、してたら投票してた
これは、これに似ている。感覚をそのまま文章にして、それだけな感じだけど、その先がまた何か見えてくるんじゃないのかなと思った。
http://tanpen.jp/14/28.html

#3 僕はカポ
どこかで見かけたような感じ。

#4 研ぎ師のおじいさん
包丁研ぎと人生訓がうさんくさい。たとえ話を小道具に使って本筋を違うところで作るとうさんくささが消えると思う。

#5 12月の雪と夢
これもパターンなんだろうな。あるパターンができる、良いと思って真似する、って繰り返しで強化されていくのだろうなあ。

#6 新時代の幕開け
これもパターンだ。

#7 ある日の夕焼け
これはパターンと言えるのかもしれないけど、表現の多彩さでパターンじゃなくなってるのかな。「気がそれて結局ほんとに気になっていることが分からなかった」というその過程が個性的に描かれていた。

#8 おとこらしく
#4と似たトラブルで、一本道だなあと思った。この筋を小道具にして、本筋を違ってというふうにするとただの面白い話から、もう一歩枠をはみ出るんじゃないのかなと。

#9 チユミ
なんだか迫力がある。あっそういうことなのかと虐待死の親で思ったけど、なんか終わりきってないような感じ。

#10 黒い黒板
あ、なんか面白そうと思ったけど、何も始まらなかった。

#11 靴音
現代に適合できない程度に不健康な人の話か。
「普通をできない人は、何をすればいいのか。」って、普通じゃないことすればいいのにと思う。
普通にしている人にも苦しみはあって、普通にしててもしなくても苦しいから人間は困ったものです。

#13 列車にて(投票しなかったけど、してたら投票してた
よくあるような話なんだけど、個性的に見えるのは、やっぱり表現力のお陰なんだろうか。
これももうちょっと小道具を増やすと俄然良くなるのかもしれない。なんやかんや足すのが良いってわけでもない、とも思うけど。

#14 雪と夜のタブロー(投票しなかったけど、してたら投票してた
タブローの語彙が私になかったことを除けば、しんみり良かった。
気取った話だなーと思うけど、感情の出し方が抑制されてたのがたぶん良かったんだろうなあ。これが大袈裟な演技ばっかりだったら興醒めしてただろう。しんしん降る雪が僕の気持ちを現わしているようだごおおおおおとかだったらひどかっただろうな。

#15 ギフト
類型的な話なんだけど、やっぱり書き込んであるとそれなりに読めるなあ。
もうちょっと小道具を足すとかすると変わってくると思う。

#16 朽ちていく匂い
自分だったらこうする、とかあんまり言っても仕方がないけど、エピソード的にはこれを3倍くらいにボリュームアップさせて文章は1000字に納めると思う、私なら。

#17 銀座、雁坐、仁坐
続き物。わりとそうそう、そうだったよね、と思って読んでいます。
しめっぽくないのがいいですね。

#18 サイコパス(投票しなかったけど、してたら投票してた
「言葉に意味がないなら、人間にも意味はない」というのが感傷的だと思う。言葉によって人間をかろうじて意味づけているのだから、言葉の意味がなくなったら人間に意味がなくなるのは当然。そしてさらに、言葉の意味を強化するのは、言葉と行動を一致させることでしか実現しないんじゃないだろうか。言うこととやることが違えば、言葉の意味は薄くなる。
全体的にめそめそしているのが引っかかるんだよなあ。

#19 タヌキの哀しき皮算用
なんかもう寓話なんかにせずにそのまま書いちゃえばいいのにと思った。

#20 絶え間無く注ぐ愛の名を
10年前はあんなに輝かしく読んでいたるるるぶさんの作品に輝きがない。
なんでだろうか。

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