第62期 #4
あいしてるあいしてるあいしてるあいしてるあいしてるあいしてる
私はもう幾度この言葉を紙に書き記しているだろう。
あいしてるあいしてるあいしてるあいしてるあいしてるあいしてる
幾ら書いてもこの想いは書ききれない。私から貴方へあいしてるあいしてるあいしてるあいしてるあいしてるあいしてる
文字が紙に書ききれなくなったので、次の紙をとってまた記す。あいしてるあいしてるあいしてるあいしてるあいし…あいしてるだけでは流石にワンパターンだろうか。あいしているばかり書いていたけど、これからは違う言葉でも想いを綴ろうか。
……あいしています、すきです、あいしています、すきです、あい…初めてあったときから好きでした。今も愛しています。未来もずっと愛し続けます。貴方だけを、あいしています。ふふっ、恋文みたいだ。あいしています、あいしていますあいしています…うん、やっぱりこの一言で全ては記すことができる。シンプルで、わかりやすい言葉。美しい言葉。私から貴方へ捧ぐ言葉、あいしてるあいしてるあいしてるあいしてるあいしてるあいしてるあいしてるあいしてるあいしてるあいしてるあいしてるあいしてる
また紙が切れた。うふふ今日は何処までこの言葉を記そうか。ああでも昨日書いた恋文をまだポストへ投函していないから後で出しに行かなくちゃ。あいしてるあいしてるあいしてるあいしてるあいしてるあいしてるあいしてるあいしてるあいしてるあいしてるあいしてるあいしてる、この想い貴方に届け