第34期 #12
精神感応者なんて厄介だ・・・そう思う。
こちらの考えはお見通しのくせに、わかってもらいたいことはちゃんと言わなきゃダメ、なんて言う。
言った言葉だけを真実として受け取るから、なんて。
でも知られてると思うと言えなくなるんだよ。
そして違うこと言っちゃう。
違うこと言ってるなー、と思いながら聞いているアナタが
「君がそう言うのなら」なんて言うから、いつも私は癇癪を起こすことになる。
どうしてどうして、どうしてこの人は!って。
だけど本当に大変なのは、きっとアナタ自身なんだよね。
わかってる。
ちょっとはわかってるよ、私。
こういうときだけ身勝手に思う。
ちょっとはわかってる私も、ちゃんと知っててくれるんだよね。
あ、でもここはわかっても知らんぷりしてていいから。
ふふっ。
・・・あ。
でもこういう打算も読まれているわけ?
あぁもうどうしたらいいの?
どう付き合ったらいいのかなー。
「あのさ。そんなに何でも読めちゃうわけじゃないからね?」
頭をかかえて悩んでいる最中に、それはトドメでしょ。
もう別れよっかなー。
あっ、でもこれも聞こえて・・・・(エンドレス)