第238期 #2
時は2222年、2人の大学生の会話。 「こないだ、TanpenJPという前々世紀のサイトを見つけたさ」 「お?どんなサイト?」 「千文字以内の小説コンテストを毎月やるみたいな感じ」 「面白そうね」 「短いし読みやすいから、しかも全部著作権切れてるはずなので、まとめて脳波出版する予定だわ」 「いいね。新青空文庫にも載せられそう」 「そうそう。あ、こんな小説もあるんだ。ちょっと待って、この小説のタイトルは変だな。『2222年のある日』だって」