第238期 #1

留学生のためのAI添削

留学生のKくんは、なんでもできる博士のところへ来ている。
「日本語でレポートを書くとき、よく文法を間違えます。自動校正は使いにくいです。レポート添削AI、開発してくれないかな?」
博士は「まあ、いいでしょう」と答えた。
翌日、博士からメールが来た。同封にウェブサイトのリンクが入っている。
Kくんがリンクを開くと、「留学生のためのAI添削」だった。
Kくんは大喜び、書いたレポートを入れた。そして画面には、「約1時間がかかります」というお知らせが表示された。
Kくんはパソコンを閉じて、本を読み始めた。30分ぐらい経ったら、メールが来た。
Kくんがメールを開いたら、添削された文章が添付されていた。
すごい!とKくんは感心した。
システム開発のお礼として、Kくんは博士のところにまた行って、お土産を差し上げた。そしてKくんは、「こんなすごいAIを1日で開発できたってどうやって?」と聞いた。
博士は、「実はUIを作ったがAIを作ってない。その辺の大学院生に外注しただけだ」と言った。



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