第231期 #4
主役、 いぬ。 モスキーフル公爵家 労働とは? 諮問されている。
いくらオレが長靴をはいた猫だからといって労働とは? ??? なんてコトは
答えられないよぅ、 ワン
第三王子、いぬの行動を見て、閃く〜 連想する。
何を書くか?
犬はネコのように部屋に入りたい。 ぬくぬく暮らしたい。 今は外の犬舎にいる。
品性は人間だから、今の暮らしは不満。 身体がいぬだからそれほど不便は感じていない。
王子は、5人の兄弟。 当然、競争がある。
王都には、幸せ札。 と、言う札が流行っている。 これを持っていると幸せなのだ。
身につけていられるようにポケットを考案するのも面白そう。
この麦畑もご主人様の持ち物です。 いぬはウソをついて第三王子を売り込む。
王子は昨日遊びに出た町のラブホの部屋を思い出した。
この町も畑もすべて王家のものである。 しかしお金がなければ使えない部屋もある。
帰りに幸せ札を買った。 やはり将来は幸せになりたい。
おしゃれな王子はベルトもせずにポケットを使った上着を羽織っている。
街中の平民の管筒着(ローブ)とは隔世のおしゃれな服装。
可愛い妹の第五王女が猫を抱えてついてきた。
ポケットの中の幸せ札をつかんで昼下がりの光にかざしてみる。 これはお金だ。
お金で買った幸せ札だ。
「いいものをあげよう」 嬉しそうに第五王女が笑う。 幸せをもらったら嬉しい。
あれ、これ、つくったら売れる。 誰だって幸せになりたいから絶対売れる。
第三王子、マリウスは妹の喜ぶ顔を見て思った。 幸せ札を作ろう。 王家の威信で、、、
そういえば、なにやら泥水、、、(よくかき混ぜた粘土水に、)
はかりを漬けると『贋金が浮き上がる。』、、、とかいっていたな。
贋金を作っている奴らを探し出して、もっと金貨を作れるのか? 幸せ札買う奴らは
贋金だって充分だ。
いぬはお部屋で飼って欲しい。猫をちらちらみるけど、吠えたりはしない。 怒られるからね。