第230期 #2

きこりのお話

 あるところの深い森の中小さな泉がありました。そこへきこりが斧を落としたというのです。
ま、拾えばいいのですが、其処はお話。 女神様が聞きました。 「お前の落としたのは?」
 金の斧か? 銀の斧か?
 しかしきこりは、正直で欲が深い慎重でした。 此処は神様わたしの願いをかなえてくれる。
、、、なら。 「わたしは幸せになりたい」 「お金がもらえる魔法使いになりたい」
 さて、どちらがいただけるだろう。 考えているうちに神様は消えました。
 しかし、きこりはそれから、其の話をするたび。 「みなさん、聞く人は笑う」 と、なんとなく。
 幸せに暮らしました。 と、そんな生活をおくっています。 さて、わらわられるのはきこりの
 正直さを皆知っているから、だと私は思いますが。 皆さんどうですか? いつまで笑いが
つづくといいですね。



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