第213期 #2
五月のツバメはそろそろ雛が孵る。生まれたばかりのツバメは小さいだけでなく弱々しい。
それが、やわらかくにかわってゆく。すぐに変るのは本当に驚異だ。
やわらかい雛はしなやかに変わって、、、わかさを溢れさせるようになる、、、
すいすいとぶ親ツバメはしぜん可愛い幼児が眼にはいってくる。
かわいい、、そして、すこし妙な若い夫婦とか。その、妙なところは、、、
意思を感じ生活は豊かで、なにかまわりに向かって挑戦している。感じかんじる。 挑戦している。。。
ヒラヒラとその周りを行きかうツバメ、、、まるで話を聞いている。。。
「チャレンジャー挑戦者が幼児連れ。 と、いうのは妙だ、、、よね。」
しかし、現実にほんとのチャレンジャーはたいてい協力者がいてほら、ロッキーとか彼女がいてこどもがいて生活はしっかり豊か、、、
「あと、周りの賞賛があればなんで知りたい話なのか? って、いうレベルだよね。」
「そうかぁ、、、ロッキーはライバルがいて勝てないからロッキーなんだね。」
そばでは別な二人が話している。
「ミュージシャンに厳しいんですね」 って、、、、そうじゃないんだよ。働かないのがいけないといってる。
お金をもらわないと存在価値がないってことに考えないと、、、
たのしいこと、すきなことをして生きていくとかの、バズワード、、、
、、、
バズワードっていうのは説得力があるようにみえて、実は定義や意味があいまいなキーワード
なんですけど、、、
「バズワード、 って、それ説得力よね。」
???
「説得力ははっきり意味がわかるじゃないか」
「そうかしら?わたし。おねがいされても命令されているように感じるわ」
「えぇ、そうなのそりゃ確かに説得力だな。まさかぼくのこと、???」
「そうね。あなたにも感じることもあるは、」
「あぁ、そうなのじゃぁ、、、もっと提案するように話し方変えなきゃ、、、」
「うふふふ、そうねオタガイに提案していきましょ、、、」
そんなまちを聞きながら飛ぶ銀座のツバメおいしい虫をキャッチ。
「う〜ん。まだこどもたちには大きいかな、、、」とかんがえながらスイスイムシャムシャ
「ああおいしい。柳も緑」
そんなことを考えながらパッと身を翻し手ごろな虫をこどもたちに運ぶ、、、
銀座のツバメは、五月という世界に行って見たいものだと思い、、、ながら、、、
そして飛び去った、、、