# | 題名 | 作者 | 文字数 |
---|---|---|---|
1 | 馬鹿 | トマト | 925 |
2 | Kise won today! | 宇加谷 研一郎 | 1000 |
3 | それは多分、罪悪感かな。 | ウワノソラ。 | 999 |
4 | JOY | テックスロー | 1000 |
5 | %窶ヲ | 塩むすび | 1000 |
6 | 贅沢な時間 | 霧野楢人 | 1000 |
7 | ポストアポカリプス | qbc | 1000 |
8 | 若気の至り | 志菩龍彦 | 1000 |
9 | 私が私であることに気づく前と後の話 | euReka | 1000 |
目の前に大きな鹿が躍り出た。
かなりの時間荒れた山道を走ってきた私は、注意力が落ちていたのだろう。ブレーキペダルを踏むのが遅れてしまった。砂利で摩擦力の落ちた道。咄嗟に間に合わないと判断してハンドルを切った。車は止まることなく藪にはまり、フロントガラスは深緑の葉に覆われた。私の心臓は早鐘を打ち、ハンドルを握り締めた手はじっとりと湿っていた。気が急いていたのか、単調な道に感覚が麻痺していたのか。どちらにしても、このような山道で出して良い速度ではなかった。
私は震える手でバックギアを入れた。ともあれ、先ずは道に戻りたかった。後方を確認しつつ、慎重にアクセルを踏む。車は案外すんなり元の道へ戻った。ほっとして前を向く。あの大きな鹿の影は何処にも見当たらない。期待していた訳ではないが、あの立派な体躯と角。見事な鹿だった。
胸が支えて直ぐには走り出せそうにないので、シートベルトを外し、深く息を吐いた。先ほどまでは気がつかなかったけれど、外は少し暗くなってきたようだった。私は少し不安になり、カーナビをいじった。現在地を確認して安心する。あと一キロ程で大きな道に出られる。
完全に暗くなってしまう前にと、急いでシートベルトを締め直し、ギアをドライブへと戻した。サイドブレーキを下ろし、アクセルペダルを踏み込む。葉にまみれた車は快調に進み出した。ガタガタと揺れる車体に改めて道の悪さを感じ、これが国道かと顔をしかめる。揺れで体の収まりが悪くなり、少し腰を浮かした瞬間、何かに車ごと下から突き上げられた。シートベルトがロックし、私は人形のように揺さぶられた。車は横転し、またしても藪に受け止められた。
「くそったれ!」
そう叫んで、シートベルトを外す。昨晩見た洋画のようにドアを蹴り開けた私は、些か自分に酔っていたのかもしれない。原因を知ろうと急いで車から顔を出したが、時が止まったように動けなくなった。
道の真ん中に先の大鹿がいた。
大儀そうに軽く顎を上げ、真っ黒な瞳で微動だにせず私を見据える姿は、反論を許さない私の上司のように、やたら堂々としていた。
彼がこの場にいたらどうしただろう。
夢の中にいるような私とは裏腹に、大鹿は不自然な程リアルに、そこに生きていた。
I used to work in a coffee shop. Today, I remembered a female customer. She always came alone.
When she opened the door of our shop, the temperature in the shop would rise a little.
I secretly referred to her as "my princess".
One day the princess said to me, "Kise won today!"
Kise is a sumo wrestler. He is strong, but his face is cute like a baby. However, back then I didn't know him, because I had been working forever so I didn't have time to check sumo news, but I wanted to talk with her, so I pretended I knew.
"Well, it was good! By the way, do you really like him?"
She looked at me seriously.
"Oh, I really love him, my head gets hot when it comes to him"
After a while Kise became yokozuna. At the time, I quit my job, so I haven't seen her for a long time.
Today I made coffee. Checking the news while drinking it, I saw the news that Kise has been losing. I remembered my princess.
I wonder if she still goes to that shop and cheers Kise in her mind.
I hope Kise does his best for my princess.
。
いつもの朝。
私のアラームが煩く鳴って目が覚める。隣の、あなたもついでに目が覚める。もぞもぞ寝返りを打った後に短く唸って、顔をくしゃくしゃにさせていた。
薄目を開いたあなたに、唐突に口走る。
「明さんと、セックスする夢見た」
夢の輪郭はもうおぼろげだったけど、断片的に思い出すだけでもなんだか幸せな気分だった。
「欲求不満ちゃんやもんな」
もたついた口調で、かすれかけの声がする。
「そうなんかな」
「うん」
じんわり左側から伝わる体温を感じて、思わず笑みが溢れる。今日は目覚めがいいな、と直感した。
ふと、また始まる微かな寝息に気がつく。起こして悪かったなと少しだけ気にしながら、隣に釣られるように布団を被り直して目を閉じた。
暫くして、またアラームが鳴って、私だけ先に起き出した。慌ただしく準備を進める中、着替えていると今度は彼の携帯のアラームが聞こえる。止めても、時間が経てば何度かスヌーズで鳴り始め、また止めらる。
メイクをしている頃にようやく、開ききってない目を擦りながらも彼はトイレに向かって起き出す。
「おはよー」
「おはよー……」
化粧する私のお尻を普段通り撫でて通りながら、洗面所の向かいにあるトイレに滑り込んだ。
トイレから出てくると横に並び、水だけでびじゃびじゃと雑に顔を洗う。
「どう? 風邪は治った?」
タオルでゴシゴシ顔を擦っている彼に問う。
「んー……。どうやろねぇ、わからん」
喉が痛いし、体がしんどいから風邪かもしれない、と言っていたので昨日の晩から風邪薬を渡していた。
声に覇気がなく小さい、私は昨日のこともあって顔色を慎重に伺った。
その時、今までに見せた事もないような悲しみを湛えた表情が浮かんでいるように見えた。はっきりとしない、浮かない視線。バツの悪そうにして、きちんとこちらを見ない。
様子が気になったものの、化粧を終えた私はファンデーションのケースをパチンと閉じて定位置に戻す。
「じゃ、行ってきまーす」
「はーい、行ってらっしゃい」
速足で階段を下りながら、私は昨日、明さんに「悪いこと」をしたんだ。と、ふと頭の中で振り返った。
――昨日のことだ。
「私は、浮気性だからね。だからね、しっかり明さんの事を確認しとかないとね。明さんの事こんなに好きなのにね、目移りしちゃうのが怖いからさ」
後ろから抱きつたまま遠回しに、好きな人が出来そうになっていることを伝えたのだった。
みんなが嬉しいときに笑えないということで連れてこられたその少年の目は大きく、青い瞳の奥には年齢に不似合いなほどの理性をたたえていた。医者は椅子に深く腰掛け斜め上から見下ろすようにして少年を見る。少年はうつむいたままだ。
「学校で最近何か楽しいことはあったかい?」
「いいえ」
「じゃあ、悲しいことは?」
「わかりません」
目の前にたたずむ少年は彼が座っている椅子よりも存在感が希薄に見える。その日の診療はそれで終わった。
少年は両親が少ない給料からせっせと貯金するのをよく見ていた。そしてたまに行く旅行先で散財するときの笑顔を見て彼も笑うのだが、それは保護者的な目線であった。海に連れられて波打ち際ではしゃぐ姿も、それは感情が発露したものではなく、よく見ればその動きもいくつかの類型的なパターンの繰り返しだったのだが、満足そうに目を細める両親には知るべくもなかった。
「どうだ、楽しいだろう」
「うん」
両親の前では笑う少年だった。教師から変な難癖をつけられ、念のために医者に連れて行ったが、特に問題はなさそうだと思い、両親はそれ以上考えることをやめた。
淡々と少年の人生は進んだ。変わっている、そっけないという彼を指す言葉が次第にかっこいい、冷静、という言葉に置き換わるのに時間はかからなかった。斜に構えている、達観していると評されることもあった。
少年は生まれつきの感情の量が少ないことを感覚で知っていた。だからうれしい時も悲しい時もそれを必要以上に押し隠し、感情を少しずつ貯め、勝負するタイミングを待っていた。
結婚し、子供が生まれ、親が死に、しかし少年、もとい男は冷静さを失わなかった。青い双眸はますますその深みを増した。
やがて未曽有の大災害が国を襲った。人々は打ちひしがれ、悲しみと喪失感以外の感情を失った。男はここだと思う間もなく今まで貯めてきたすべての感情を喜びに逆張りした。男は勝ち、桁違いのオッズは桁違いの喜びとなって彼に返ってきた。男は不謹慎だと石で打たれたが、その喜びを消すことはなかった。男は喜びながら誰よりもよく働いた。石を投げていた連中はその行いを改めだした。
男は喜びながら勝ち続け、勝って得た喜びをその日のうちにすべて喜びに張り続けた。チップはテーブルからあふれて周りにいるものも少しずつ喜ぶようになっていた。その中心で喜び続ける彼の笑顔をいつしか人は希望と呼ぶようになった。
蒸発した父の居所を記した手紙が届いたのは、窶と名付けられた男児が十四になった真冬のことだった。
物心ついた頃から窶は、父を殺して母に恩返しをしろと厳しく躾けられて育った。疑問は無かった。窶は母の理不尽な癇癪や爛れた性生活に不平を漏らすこともなかった。
窶はいつか自分も家族を持つのだろうと漠然と思っていたが、それを上手くイメージすることはできなかった。
「お前には姉がいたんだよ」
手紙を読み終えた母が言った。
「そうか」
「今ごろお前の親父の女になってるだろうけどね」
「おっ母、鉞を貰っていくけれどいいか」
窶に旅立ちのときが来たのだ。
川を渡り、山を越え、森の奥のうらびれた平屋に父たちはいた。犬がけたたましく吠えたてた。窶は鉞を犬に振り下ろした。犬は静かになった。家の扉からおそるおそる顔を出した男がいた。男は怯えた卑屈な表情を浮かべていた。窶とそっくりな顔だった。
「あんたがおっ父か」
「来たのか」
「ああ、来た」
「お前の名はなんという」
「窶」
窶は鉞を父めがけて振り下ろした。額が割れ、血と脳みそが噴き出した。顔が壊れた父はもう窶とは似ていなかった。
窶は部屋の奥で姉を見つけた。怯える姉を見て窶は腹から脳までが沸騰するような性欲を覚えた。窶は姉を犯した。姉は処女だった。
窶は帰郷した。
「殺した証拠もないのか無能」
「お前の顔はあの男に似て虫酸がはしる」
罵倒は毎日続いた。
「出ていけ。今夜は帰ってくるな」
母が抱かれている間、窶は引き裂かれるような思いだった。
窶は姉を夢想するようになった。あの家こそ故郷であり、自分らしくあれるのだと思った。
あるとき窶は母を殺した。きっかけはささいなことだった。噴き出した怒りは殺した程度では収まらず、窶は母の顔を破壊し、首を切断した。首から下を黒い虫とともに壊れた冷蔵庫に放り込んだ。
何の音もなかった。誰の目もなかった。自然と鼻歌が漏れた。初めてその歌を好きだったのだと知った。
窶は姉の元へ向かった。家の庭には新しい墓が立っていた。姉は生まれたばかりの赤子を抱いていた。
「そのガキ、俺に似ているな」
窶は母の首を姉に投げつけた。姉は赤子を庇うように窶に背を向けた。窶は姉から赤子を取り上げて力任せに床に叩きつけた。赤子は潰れて死んだ。窶は姉を張り倒して服を剥ぎ取った。
「生まれたらまた墓を掘ればいい」
窶は鉞に目をやった。姉はそれを追うように鉞を見た。
標高千メートル付近の緩やかな稜線に木々は疎らだった。空の開放度合いから、千紗を取り囲むチシマザサは一帯に密生していると推察された。千紗は身動きが取れない。背丈を越えるササの海に勇んで飛び込み三十分、彼女は今、無数の稈と、その隙間で育った幾筋もの蔓に捕らえられていた。体は上向いて藪の中に浮き、目線はササの頂葉より少し低い位置にある。
樹林を抜けるまでは良かったのに、と千紗は振り返った。沢筋が不明瞭になる頃には高木類の下から一旦濃い藪が消え、ミネカエデの洒落た黄葉が彼女を迎えた。枝は低いが這うほどではなく、見通しのきく林内は幼稚園のお遊戯会みたいに無垢に煌めいていた。新しい落ち葉の積もった腐葉土を踏みしめ、今日は気持ちの良い山行だ、と思っていたらこれである。
稜線を乗っ越して向こうの谷に降りる当初のルートを遂行する場合、あと五十メートル、一時間以上は藪漕ぎが必要になると予想された。引き返す方が比較的容易ではあったが、体の向きを変えるという初手が既に困難だった。蝿の間延びした羽音を残して藪は沈黙した。朝露に濡れた体はゆっくりと冷えていく。
服が捲れ、背中の下の方が外気に曝されていた。しかしシカの通った形跡はないことから、マダニが寄ってくる心配はあまりなかった。耳を澄ましてヒグマの音にだけ注意を払いながら、千紗は何もない空を眺めた。ここからはアスファルトの日々が見えなかった。蝿の羽音以外にやはり物音もなかった。死ぬかもしれないな、と千紗は考えた。死体は正しく動物に食われ、腐蝕し、土に還るだろうか。それともいつか誰かに見つかるのだろうか。
思考が堂々巡りを始めた頃、甘酸っぱい香りを鼻が捉えた。千紗を拘束しているヤマブドウの蔓が匂いの発生源だった。黒く丸い漿果がたわわに実っていることに彼女は気がついた。ササの葉音を立てながら踏ん張って上体を動かし、漿果を一房摘んだ。二、三粒含むと、酸味が口内に弾けて唾液が出てきた。皮と種を吐き出せば可食部は僅かだった。口の寂しさに次から次へと食べた。漿果は無尽蔵だった。やがて際限がないことに思い当たり、千紗はひとりでくつくつと笑った。
乗っ越しの方向に、老いたダケカンバの白く太い幹が突き出ているのが見えた。まずはあそこまで行ってみよう、と千紗は考えた。冷静に体を捻ればここからは抜け出せそうだった。乾いた音とともに、甘酸っぱい匂いが立ち昇った。
麗らかな春の昼下がり、特別養護老人ホームで、四人の老人が談笑していた。
彼等は「若気の至り」をテーマに、昔話に花を咲かせているのだった。
「学生の頃に万引きしたら見つかってなァ。親に泣かれちまったよ」
「俺ァ不倫よ。それが原因で離婚して今も独り身だ」
「小さい小さい。ワシなんて会社の金を使い込んで、潰しかけたんだぞ!」
皆がどこか自慢げに告白する中、一人の老人だけは黙して微笑むだけだった。
この禿頭の好好爺然とした老人の名は田中善治という。万事が控え目で人と衝突することも少なく、職員や他の入居者からの評判も良かった。
「おい、善治さんも何かあるだろうよ。どれ、言ってみな。聞いてやるからよ」
そう言って侮るように笑ったのは、谷村幸三という老人である。善治とは対照的に、短気で喧嘩っ早く、周囲からも煙たがられていた。
彼が善治に妙に突っかかるのには理由があった。
善治の娘は施設でも有名な孝行者で、甲斐甲斐しく彼の世話をしていた。一方、幸三の娘はと言えば、彼自身が思っている程の薄情者で、もう一年以上も顔を見せておらず、電話すらもかけてこない。
以前は同じ土地に住んでおり、娘も同級生同士となれば、幸三が嫉妬するのも無理のない話である。
善治は暫し考え込んだ後、恥ずかしそうに頭を掻きながら、
「はあ、まあ、若気の至りと言えば、一つ大きな悪戯をしたことがありました。
もう何十年も前の話です。妻が娘を出産して入院していた時、新生児室で娘は他の赤ん坊と一緒に寝かされておりました。看護婦が偶偶不在なおり、私は妙な悪戯心を起こしましてね。看護婦を試してやろうと、自分の子供と隣の子供を、こっそり入れ替えたんですよ。さあ、看護婦は気づくかなと見ていたんですが……そのうち寝ちゃいましてね。目を覚ましたら、どちらの赤ん坊ももういませんでした。
多分、そういう夢を見たんだと思いますが……まあ、私にあるのはこの話くらいです」
言い終わると、善治は苦笑しながら、皆の顔を見回した。
老人達は押し黙り、ポカンとした顔で彼を見つめていた。
その時、職員がやって来て善治に声をかけた。
「善治さーん。また娘さんがいらっしゃってますよォ」
善治は立ちあがると、嬉しそうに皆に会釈をし、
「では、すいませんね。どうも、娘がね」
そう言って去って行く善治の後姿を眺めながら、ポツリと幸三が呟いた。
「俺の娘も……その病院にいたんだよ」
むかしむかし、あるところに柔らかい感じのものがありました。
それを見つけたとき、自分が誰だったのかは覚えていないのですが、冷たい雨が降っていたことはよく覚えています。
もしかしたら、柔らかい感じのものはそこで誰かを待っていたのかもしれません。
しかし、このままだと雨で溶けてしまいそうだったので、私はその柔らかい感じのものをそっと自分のポケットに入れました。
私が私であることに気づいたとき、柔らかい感じのものはすでに消えていました。
ポケットには大きな穴が空いていたので、きっとそこからこぼれ落ちたのでしょう。
穴が空いた理由として思い当たるのは、むかし、トゲトゲした人とすれ違ったとき、そのトゲトゲに何かを引っかけてしまった出来事です。
トゲトゲした人は、色んなものを引っかけたり傷つけたりしながらさまよっていたので、街中が戦場のように荒れてしまいました。
しかし、あらかた街が壊れた頃にはトゲトゲは抜け落ち、当のトゲトゲした人は普通の人になってどこかへ消えました。
私は抜け落ちたトゲの一つを持っているのですが、よく見るとそのトゲの表面もかなり傷がついています。
傷の数を数えると1111本あったので、そのとき私の誕生日も11月11日に決めたという経緯がありますし、私が私であることに気づいたのもそのときでした。
かつてのトゲトゲした人からは、ずいぶん後になって電子メールが届きました。
メールには、あの頃は色んなものを傷つけてしまい大変すまない、といった内容のことが書いてありました。
そこで私は返信して、柔らかい感じのものについて知っていることはないか尋ねてみたのです。
すると彼は、あなたの言っているものと関係があるか分からないが、自分も柔らかい感じのものを持っていると返してきました。
しかしその柔らかい感じのものは、自分にとてもなついているし、自分がいなくなると寂しがると思う、だから、たとえあなたのものであっても返すのは難しいと。
私は、かつてのトゲトゲした人の電子メールを読んだあと、一晩中、自分が持っているトゲを眺めました。
すると夜明け頃、トゲの表面に刻まれた一本の傷から何かの芽が生えていることに気づいたのです。
芽はおはようございますと言うと、歩き出してラジオ体操を始めました。
あと1110本も傷があるので、全部芽が生えたらみんなで学校や村をつくろうと思っています。