第178期 #4
以下、男Aのメモ書きである。
アイレベルで構える一眼レフに対して、ウエストレベルで構える二眼レフカメラは、直接、被写体に目を向けず、上から覗く形をとる
白黒ブローニーフィルムの例:
◇現像の手順
1、ダークバッグに撮り終えたフィルム、リール、タンクと蓋を入れ、口を閉める
2、バッグ内でフィルムをほどき、リールに巻いていく フィルムに爪痕をつけないよう注意
3、リールをタンクに入れ、大蓋を確実に閉める バッグを開けて取り出す
4、現像液・停止液・定着液、それぞれビーカーを準備する(液の温度は20℃、TMX100:撮影感度100 現像時間9分45秒)
5、タンクの給水蓋を開け、タイマーをスタートさせてから現像液を流し込む
6、タンクをテーブル叩きつけてフィルムに着いた泡を攪拌する
7、30秒まえから給水蓋を開けて現像液をビーカーに出し、時間丁度に切れるようにする
8、給水蓋から停止液を流し込む 攪拌させたら停止液をビーカーに出す その際、タンクを傾けて液体をよく切る
9、給水蓋から定着液を流し込む 5分毎に攪拌 時間は25分程、ビーカーに出す
10、タンクの大蓋を開けて流水で30分程水洗い 最後にドライウェルで処理
◇プリントの手順
11、引伸機の高さを印画紙の大きさに合わせる 現像液・停止液・定着液はバットに準備しておく
12、フィルムからコマを選んでネガキャリアにはさみ、引伸機に装填する(マウントされた見本のフィルムと見比べて露光時間を決めておく)
13、タイマーの電源を入れ、セーフライトをフォーカスに切り替えたら部屋の電灯を消す
14、印画紙の乳剤面を上にしてイーゼルマスクにセットし、タイマーの露光ボダンを押す
15、露光が終了したら印画紙の余白をピンセットで挟み、バットの現像液で最初20秒攪拌を続ける
16、1分50秒で引き上げ、薬品をよく切ったら停止液につけ、またすぐ薬品を切る
17、定着液につけて数回攪拌させ、2分程で取り出す(部屋の電気をセーフライトから電灯に切り替えてもよい)
18、印画紙に撮影した女の裸体が写っているのを確認する
19、10分程流水につけ、最後にスポンジで拭う