第173期 #4
まさかの大番狂わせ、トランプのアメリカ大統領当選、近々就任式が行われる、世紀の選挙結果のゴア・ブッシュ依頼の人気のないブッシュジュニア大統領より、建国史上もっと人気のない大統領が始動する。バック・トゥ・ザ・ヒューチャ―のマーティー家の永遠のライバル、ビフはいじめっ子を貫いているが、時には気持ちよく仕返しを受け、時には気持ち悪いくらいの悪党を演じており、賞金レースの年鑑を手に入れ、ギャンブルで大儲けと絵に描いたような悪党が最後は気持ちよくしっぺ返しを受ける。このモデルがトランプ氏であることは時代劇の水戸黄門のごとく、落ちがわかる。
NJ州にアトランテイックシテイというカジノの街がある。NYCから車で約2時間の大西洋岸の街で、財政が豊かなのか、アメリカでは珍しく、日本のような整備の行き届いた道路を持った町である。ここもトランプ氏の開発でできたと聞いている。ハイウェイを疾走するが途中にこれまた珍しい料金所が2-3か所あった。料金といっても、2-3ドルでラッパ状の料金箱に小銭を投げ入れ、金額が満たされるとゲートが開く、無人の料金所と有人のお釣りを求める料金所、とても西海岸ではお目にかからないが、NYC近辺はトンネルや橋で料金を取られるので、違和感がないのだが、遊びに来る人間から入場料を取っているような雰囲気で、郊外のレジャーランドに出かけるようで家族連れが多く、必死にギャンブルで設けてやろうという御仁は少ないように感じるのである。不動産王を自で行く、トランプタワーを舞台に、会社経営能力を持った者を発掘するテレビ番組があった。その中で『お前はクビだ!』と言われた出演者は全く人生の烙印を押されるかのごとく、抹殺されてしまう。流行のサバイバルゲームであった。アメリカの政治もこのような手法でバッサリ行っては、かなりゲーム感覚で、気に入らない対抗勢力はツイートで徹底的に攻撃する手法で潰しに掛かる、ビフ一味のずっこけと、カジノ帝王のロシアのホテルでのゴールデンシャワーと重なってしまって、よくもまあ、ピッタリのキャラクターに驚くばかりである。未来からのカジノ年鑑が手中にあるのでしょうか。しかし、ビフは政治家にはなれないキャラで黒人の市長さんや、映画俳優のレーガンが大統領にバラク・オバマが黒人初の大統領に。ヒラリーが女性初だったのが、韓国のように初の刑事訴追の大統領になるか悪役らしい末路が。