第157期 #3
青春とはこういうことである。
甘みがあり過ぎても良い方向にいくとは限らない。人間は甘すぎると腐ってしまう。
酸っぱ過ぎても駄目だ。刺激を求めても、最初は楽しいかも知れないが、魅力に慣れるとそれで終いだ。
苦過ぎても良いなんてことは無い。苦痛は伴いすぎると精神が崩壊する。苦みしか知らない青春なんか、つまらない。
辛過ぎても悪い。毎日韓国のラーメンなんか食うな。
しょっぱ過ぎるのも良くない。魅力的で、ついはまってしまうが、繰り返しの毎日を過ごすのも味気ない。
しかし逆も言える。
甘みは必要だ。甘えることを知らない人間は、人への接し方が固い。うまく人を接することができない。
酸いさも必要だ。刺激の無い生活は、生産性の無いものになってしまう恐れがある。刺激は良い着火剤だ。
苦みもそれなりに必要。苦みが分かる人間でないと、他人と対等に付き合えない。
辛さも・・・まあ必要だ。たまに食べたくなる。
しょっぱさも必要だ。同性との付き合いには安定感がある。しょっぱい付き合いなんて言葉もある。
学生時代なんて人生に一度しか無い。だから、
程好く誰かに甘えて
程好く刺激を感じ
程好く苦みを知って
程好く辛ラーメン食べて
程好く友と過ごそう。