第104期 #9
あのとき僕は愛しているという言葉の軽さに信じていなかったがしかしー 愛しているという言葉しか知らなかった。 内実は護るという途方もない実質でしかないので 愛する、という決意でしかないことを知っていたからで、 しかし、この事を伝えられないことに 愛しているという言葉を放った。