第93期予選時の、#18月留学(立川雪)への投票です(3票)。
この小説はどこにも現実感がない。すべてふわふわしている。だからこそいいと思えた。
楽しい夢のような話で、細かなところに茶々を入れるのがためらわれるような。教訓や説教くささがまったくない童話のようなところがよかった。
参照用リンク: #date20100624-050334
素直なことを素直に書いたという印象。回りくどくて辟易させられることもなく、直球すぎてサムくなることもなく、読後感がさっぱりしていて非常に良い。
たらい回され具合が楽しい。「そして僕の親友ではなくなった。」「鈴がなるような言葉だった。」という文もグッド。
ただし文章の粗はまだまだある。精度を上げられる部分もある。ここは次回に期待。
参照用リンク: #date20100617-221332