第92期予選時の、#18水面下の夢(壱倉柊)への投票です(3票)。
当方時間切れのため、まとまった感想が書けません。この作品には好きなところと、きらいなところがありました。好きなところは、この作品を折り紙にたとえればいくつか折り返しがあって話に層があるところでしょうか。時間の流れが感じられる作品はイイですねえ。部屋の色を塗るエピソードところとかも小説になっている。
きらいなところは……(笑)、まあ、個人的な嗜好、ということであえて投票理由にすることもないので省略します。
(しかし、かりに<釣りサークルとみせかけてラグビー部へ>みたいな、設定、すこし病んでいる女性という設定は、やはり、このとおりでなければいけなかったんでしょうか。このひねりかたについて、私は疑問をもってしまうなあ。まあ、きわめて流行的ではあると思いますが……。)
こういう作品を読むと、たまに起こる突発的な気分として
「作者とサシで話し合いたい」
とか、思ってしまいますねえ。純粋にこの作品のことだけを話し合いたい。つまり、自分も実作者の一人として踏み込んでいきたい。まるっきり違う作品につくりかえてしまいたい衝動におそわれる。
――それくらい、好き嫌い感情をひきおこす作品でした。いい刺戟になる。
私のなかでは十分に決勝レベルの作品だと思います。この作品の感想などを、いろんな方に伺ってみたいですね。
参照用リンク: #date20100531-190337
ふんだんにネタももりこんでこの完成度はすごい。オチまでまっすぐ線が通っていてあまり寄り道せずに進んでいるのに退屈しない。
参照用リンク: #date20100531-155220
きちんと出来ているキャラクター小説。
千文字以内でしっかりエンタメと恋物語を両立させていて、読後感もとてもよい。
参照用リンク: #date20100531-131401