第89期決勝時の、#14π(qbc)への投票です(6票)。
いらないものばかり
現実と幻想が混じったような全体の雰囲気は好み。
だが文章がぎこちなく読みづらいのが難点。
信号待ち
情景と擬音語の使い方はいい。
だがなにを言わんとしている作品なのかがわかりにくい。
主題が見えないとそれ以外の部分が勝負となるが、そういう意味では弱い。
π
前二作より、小説を書きなれているのがきちんと伝わってくる。
情景のよさも魅力。
しかし、ところどころの文でひっかかるのが気になった。
最後の一行も、文章としてもっとすっきりさせられないのかと感じる。
かなり迷ったが、今回はこれに投票させていただく。
象をキャンデーで打て
こう言っては失礼だが、ひどく無難にまとめたなという感じがする。
これといった欠点も挙げにくいが、引き込まれる強烈な魅力もこない。
投票しようかさんざん迷ったが、今回は見送らせてもらう。
参照用リンク: #date20100308-194238
決勝に残った作品ではこれだけが過不足なく仕上がっているから。
予選投票しそびれたせいで「窓と櫛」が残らなかったことがつくづく残念。
参照用リンク: #date20100308-180224