投票参照

第81期決勝時の、#23双子(多崎籤)への投票です(8票)。

2009年7月8日 23時58分7秒

『White is Colorful』は評価される作品だとは思うのです。ただ、読むほどに「ええ話や……」と思わされてしまう、その隙のなさが気になりました。読み手は勝手なものです。「こういう風によめ」と言われると、反発したくなったり。

『CP対称性の破れ』なんですけど、CとPのどちらかを持った紳士淑女が『交互に』座っているという描写はありましたでしょうか。Cを持った人の隣にいるのはPを持った人であり、CC、PPと連続しないんですよね。気になりました。

参照用リンク: #date20090708-235807

2009年7月8日 19時47分40秒

8 White is Colorful takako
完成度の点が気になりました。
「豆粒ほどの小ささになったクレヨンを見た先生は何のためらいもなくそれらを捨てようとしたが、私は白を捨てることだけを拒んだ。」
というところ、
・この場合、白いクレヨンは小さくなっていないので捨てようとはしなかったのでは?
・先生が園児の前で物を捨てようとはしないのでは?
が気にかかる。

23 双子 多崎籤
双子a1が、双子犬b1とb2を観察し、双子らしき老人c1とc2に会い、双子a2にそれらを報告するという、一見ループしているような構造が面白い。
ほのかな温かみを感じるのは、双子の機能がそれぞれ分担されているからかもしれない。双子犬だったら、片方はやる気がなく、もう片方は番犬の役割を果たしている。相互補完的な関係性が、生き物は必ず誰かを必要とするということを暗示しているようだ。

37 CP対称性の破れ 笹帽子
これは単に好みではないというところで。ちょっとお行儀が良過ぎるんじゃないのかなという印象でした。

参照用リンク: #date20090708-194740

2009年7月8日 14時53分34秒

あらためて、人それぞれの視点や感じ方の違いを考えました。
良かったです!

参照用リンク: #date20090708-145334

2009年7月7日 21時31分39秒

よくまとまっており、完成度が高いと思いました。

(というよりか、スベスベマンジュウガニ)

参照用リンク: #date20090707-213139

2009年7月7日 17時9分49秒

迷いました。
まず#8が真っ先に消えました。タイトルが好みではない、という理由です。内容はとても好きなんですが、そういうテーマ性を持たせることでむしろ胡散臭くなる印象があります。
残りでとても迷いました。というかまだ迷っています。
ひとまず#23を推します。なかなか作り出せる雰囲気ではないと思います。梨木香歩の『西の魔女が死んだ』を思い出したのですが、影響は受けたかもしれませんがパクリという表現はあたらないでしょう。心が洗われるような情景をよくぞ描いてくれたという感想です。もっと山を設けたら雰囲気が崩れそうにも思うので、このままでよいと思います。
#37は、投票しない理由はないのですよ。完成度、僕の好み、ともに十分です。しかしひとつ選ばないといけないわけで。心の中で一票入れておきます。

参照用リンク: #date20090707-170949

2009年7月4日 21時12分24秒

大きな波を内包しない静かな作品でも、読者に波を呼び起こすことはできるのだなと。今期たびたび耳にした「それで?」という読後印象の根本原因は、単にモチーフに依るのではないということを再認識させられました。どうということのないテーマなのに、何故こんなに「良い」のだろう。そんな作品に出合ったら、その「良さ」をじっくり検証してみると、「それで?」からの脱却のヒントが得られるかもしれません。

参照用リンク: #date20090704-211224

2009年7月2日 21時32分55秒

気に入っていた作品が幾つかありましたが、そのどれもが予選落ちとなりました。残念です。
失礼ではありますが、決勝は消去法で投票させていただきました。

・双子
問題点
不必要な情景描写に文字数を割かれ、必要とされるべき箇所の厚みが薄い。三組の双子を並べることにより、作者は“なにを語りたかったのか”主題への誘導が弱すぎる。以上を曖昧にすることにより、こじつけではない柔らかさを狙ったのかもしれないが千文字で語るにはやはり弱すぎる。
良い点
身近に双子がいない私でも、双子間に漂う微妙な空気みたいなものを感じることができた。


・White is Colorful
問題点
白色クレヨンの消費が激しかった私には共感できないストーリーだった。また勝手に私物を捨ててしまう保母さんも私は知らない。
違和感が残り疑問が引っ掛かるストーリーでは作品に寄り添えない。オチへ向けての作為を感じる。句読点の使い方。
良い点
オチに力がある。
ハッピーエンド愛好家には、たまらない読後感。


・CP対称性の破れ
問題点
括弧を使って補足説明しなければ成立しない文章。とても読み辛い。ケータイ小説を理解できない私にとっては辛い。
良い点
オチが面白い。キャラが立っている。構成が工夫されている。

参照用リンク: #date20090702-213255

2009年7月1日 11時8分25秒

面白かったです

参照用リンク: #date20090701-110825


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