第76期予選時の、#1黒い羊(アンデッド)への投票です(3票)。
何ひとつ過不足のない完成度の高い作品だと思った。なぜ生を断とうとしたのかという問いすら、完結した世界の外側で騒いでいる程度のものでしかないだろう。
「遊星が大地に挨拶を交わして光り輝く三日前。」は私も何のことかわからなかったが、物語の定石である「いつ」から書き始めることに従っただけで、その内容に意味はないのだろうと思った。(黒田皐月)
参照用リンク: #date20090131-191751
隠喩に隠喩を重ね、悪い夢のような現実感が出ているのがいい。人が絶望したときはこんな精神状態になるのだろうと共感できる。黒い羊は容易に悪魔を連想させてしまうので、そこの使い方の是非は難しいところだが。
参照用リンク: #date20090122-212146