第73期決勝時の、#3ミクの一番好きな匂い(森下萬依)への投票です(7票)。
改行が上手いからか、自然と入っていける物語であった。
(冒頭で改行を行っていないのはやはり作戦か??)
千文字だと詰め込み感が出てしまうものだが、うまくそれをかわしているところが善い。
すっきりとした失恋物というのはやはり読んでいて気持ちの善いものである。
(私だけだろうか?)
磨けば光る。是非長編でも読んでみたい。
参照用リンク: #date20081108-161220
謎めいた冒頭から入ったものの、ラブストーリーだったというのが面白い。
ミクの異常な発達器官を生かしつつ、落ちもキレイに纏められている。
悪く言うつもりはないが、少女漫画の読み切りモノのようで、あっさりと読めた。
そして口どけが非常に良かった。
参照用リンク: #date20081106-113747
少女の年上への憧れと、主人公のそっけなさがいい感じに同居している。
爽やかな片思いが甘酸っぱい読後感を与える。短編小説にはこんな爽快さも欠かせない。
参照用リンク: #date20081106-080943
なんていうか…
ありきたりっぽい青春の甘酸っぱい失恋の話ではなく、変な性癖を持ったミクがすごく愛おしくて、純粋で。
失恋なのに、温かくなる話でした。
雨で纏めた最後のフレーズも好きです。
参照用リンク: #date20081106-021357
ミクがかわいらしかったです。
先生とミクは何だか微妙な関係で、切なかったです、こんなに近くに居てもミクが感じられるのは先生の匂いだけ…
最後のあめの匂いというところも私的には寂しさが増して好きでした。
今回の作品の中では一番だと思いました。
参照用リンク: #date20081102-082742