第70期予選時の、#12傍ら(壱カヲル)への投票です(3票)。
このテーマを選んだ理由が知りたいです。
世間的に問題となっている高齢化を取り上げたかったのか、家族の絆を取り上げたかったのか。どちらにせよ、現代日本に付随するテーマのような気がします。
文体は、私の好みとしてはもっと柔らかく、解りやすい方が好きです。捻られていたり、難解に書かれていたり、改行や句読点が少ないのは壱さんの手法なんでしょうか。ただ、電線の背景描写はとても印象に残りました。
HP拝見しました。森下紅己さんとの合作もがんばってください。
参照用リンク: #date20080715-200203
校正したい文体がいっぱいありますが、それはさておき、小説とは思えないリアルさです。実体験のような…。
認知症は、私の祖父も患っていました。それを看病していた祖母は、この作品に出てくる「恵子」と似た所があります。それが実体験と思わせる由縁かもしれません。
千文字でここまでのテーマを取り上げたのは、冒険であり危険な賭けです。駄作になるか、完成度が高くなるか。結果として後者になったのは、壱さんの実力だと言えると思います。
これを、長編に書き直すと、高齢化社会の波にも乗れ、広く認められる作品になるのではないでしょうか?
今後にも期待します。
参照用リンク: #date20080715-111239