第7期予選時の、#8厠へ(逢澤透明)への投票です(6票)。
新鮮で、洒落ていて、よいです。パッパッと場面を切り替えるフランス映画みたいな感じ(というのはとってもいい加減なたとえだけれど)
参照用リンク: #date20030304-235636
ストーリーがあっちこっちに飛ぶ、なんとも急がしい展開だった。ただそれを全部ひっくるめて見ると、やはり秀作と言えるんだろうな。
参照用リンク: #date20030302-210033
今回は一見バラエティに富んでいるようにも見えるが、一作ずつ検討してみると、強く推せるものはなかった。その中でこの作品は比較的立体的な小説を作ろうとする努力が感じられた。
参照用リンク: #date20030302-204641
しまった。やられた。油断した。1000字の書き手としてこれほどくやしい作品は無い。嫉妬した。伏線の使い方がおそろしい。引用に騙された。悪魔的だ。
宗教にもよるが、生贄には処女がつかわれる。それ以外の女には価値が無い。死体も同然だ。主人公は冒頭で女を殺した。悪魔の偶然によりその行程は変化したが、到着点は同じである。処女を奪ったのだ。女は死んだ。主人公は悪戯に気づいたのか厠へ行く。厠に血の池はない。ではどこにあるのか。凶器はどこに行ったのか、何なのか。ススキと月は気がついたのか。
気がついたのは、行き先を問う、鮮血を流した憐れな女だけなのかもしれない。
個人的には、7期にこれ以外無い。
参照用リンク: #date20030302-133227
「悪魔」の扱い方に一票。「パズルのワンピース」のような、時空をバラバラにした感じがするので(それが作品の狙いだと思いますが)、賛否両論ありそうな世界観。それだけに好感が持てる。
参照用リンク: #date20030302-044456
なかなか複雑な作品で、すべてを隅々まで理解しての支持とは言えないかも知れないが、この作品の作り出している一種独特な時空間を共有できたかという思いはあった。
参照用リンク: #date20030301-202734