第63期決勝時の、#10パリの紅茶(宇加谷 研一郎)への投票です(3票)。
何が良いのかと説明を求められても答えにくいのだが、しかし票を入れたいという気持ちも決して弱くはないので、投票する次第である。
強いて言えば、平凡が大きいのだ。
見落としていれば別だが、何か目を引くものがあるのではない。しかし決して凡庸ではない。それが実は至高の領域なのだろうと、私は思うのである。
参照用リンク: #date20080108-225057
これは、内容から生み出せるであろう雰囲気をあえてふくらませず、不用意だと思えてしまうような言葉を並べることで、主人公の人柄と生活を表現したものだと思いました。無趣味の労働者を描くために、いかにもそういった男が選択しそうな言葉を並べるという方法をとらなかったことに感動したのでした。(三浦)
参照用リンク: #date20080104-222736