第6期予選時の、#15年賀状(海坂他人)への投票です(2票)。
「なまじ母親が人並みの躾をしてくれたせいで、義理ある人へは暮れのうちに出しておくものと思い込んで来たが」
というような文章を読むと、「なんてキザったらしいヤツだ」と思ってしまうのですが、これってもしかしてそういうギャグなのかもしれないとおもったら、たちまち許せてしまった。エッセイとしてなら、とても面白いとは思えないのだけど、小説としてこれを書いたということが、ある意味、とても斬新だと思った。出来事はほんの些細なことなのだけど、解決されずに残されてしまうことで、妙に記憶に残る。奇妙な味わいがあって、一票としました。
参照用リンク: #date20030204-013745