投票参照

第6期予選時の、#11橋本のお婆さん(朝野十字)への投票です(3票)。

2003年2月4日 23時44分44秒

前回の決勝投票の感想でどなたかが述べられていた、「なんだかよくわからないけれど、面白い」という感覚を、今回私はこの作品で味わうことができました。

参照用リンク: #date20030204-234444

2003年2月4日 1時37分45秒

「黄色く乾いた皮膚には火星の運河みたいに碁盤目状の皺が入っていた」
 というような独特の表現が印象的だった。ストーリーは「ゆきてかえりし物語」なんだけど、すごく印象に残ったのは、後半突然現れた父親で、全然ストーリーと関係ない存在なのに、なんだか存在感があって、なんで父がこんなに活躍しちゃうんだろう、とすごく奇妙に感じた。お婆さんの「ひえい、ひえい」とか、妹の母の膝に座ろうとする行動も、それだけでキャラが立ってしまう。千字なのに何人も印象に残るキャラがいる。これはすごい。「ぼく」の語り口とあわせて、独特の世界を見せてくれました。

参照用リンク: #date20030204-013745

2003年1月31日 20時37分5秒

この票は「橋本のお婆さん」「なくした消しゴム」「ゴーレム」の三作で悩んだ。
ストーリーは「ゴーレム」が一番だと思うのだけれど、初読時の”どこかで見たような”感覚が最後まで抜けず投票に至らなかった。「なくした消しゴム」は消しゴムの描写が長いぶん、全体が水っぽい印象を持った。「橋本のお婆さん」は少年が克服する恐怖の表現がぬるく感じたが、テーマの明確さでこちらが優ると判断した。(ラ)

参照用リンク: #date20030131-203705


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