投票参照

第6期決勝時の、#12ゴーレム(逢澤透明)への投票です(3票)。

2003年2月16日 10時11分0秒

 『ゴーレム』と『なくした消しゴム』のどちらにするか最後まで迷った。
 実は予選段階では『ゴーレム』に一応注目しつつ結局は推せなかったのだが、改めて読んでみると、完成度は高く、やはり棄てがたい味がある。象徴を用いて寓話風な作りでありながら、メッセージが露骨でない所にもっとも感心した。一言で要約できるような作品なら1000字も使う必要はないのである。
 紺氏の安定した「うまさ」は今さら言うまでもない。『ゴーレム』に比較して劣るとは決しておもわなかったが、あえて今回は今までの『短編』になかった新鮮さを買った。

参照用リンク: #date20030216-101100

2003年2月16日 3時56分26秒

今回はこれでしょう。初読から、そう思ってました。

参照用リンク: #date20030216-035626

2003年2月13日 0時55分27秒

優れた作品は、普遍性を持つ。読む者の経験・生活・パーソナリティの中に潜む「イメージ」を、固有の形で掬い上げる。これはその物語の「核」となるものが、ある特別な力でそうさせるのだ。原風景、シンパシイ、古典的命題、色々言い方はあろうが、共通して言えるのは、つまり、語られる物語への透徹した視線、そして、神話的な靄の中――つまり読み手の心象の中へと回帰する、心地よい不可思議性なのである。

参照用リンク: #date20030213-005527


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