投票参照

第59期予選時の、#16花の卵(朝野十字)への投票です(2票)。

2007年8月28日 19時37分51秒

物語が不気味な地すべりを起こし、全然予想していなかった新しい展開が黒い口を開き、しかし、それが新たな物語としていよいよ花開こうとした瞬間、不意に、まったく不意に、断ち切られる。つまり、「花の卵」とは、この掌編小説そのもののメタファーであるとも言える。朝野十字の技法にはますます磨きがかかっている。(でんでん)

参照用リンク: #date20070828-193751

2007年8月26日 15時51分23秒

 なんだか悪夢のような話だと思いました。全体がごく平静に、当たり前のように語られれば語られるほど、この世界全体のゆがみが感じられます。違うんじゃないかと抗議したくても、どこがどう変なのか指摘することもできません。「花の卵」なるものも一体何なのか明らかでないのですが、サトシ君にだけは分かっていて、それはこの閉じた世界の中だけで意味を持つ、醒めてしまえば煙のように消えてしまうものなのでしょう。(海)

参照用リンク: #date20070826-155123


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