投票参照

第58期予選時の、#23くろぐろとうろこを(るるるぶ☆どっぐちゃん)への投票です(3票)。

2007年7月31日 15時47分23秒

 るるるぶさんの文体には、先人の模倣である部分がたしかにあるのかもしれないが、一方、本人の修練による部分も否定はできないように思う。あとは、文体に頼らない、中身のある文章を書いてもらえれば、と。

参照用リンク: #date20070731-154723

2007年7月20日 20時42分23秒

久しぶりに何度も読み返した。

参照用リンク: #date20070720-204223

2007年7月20日 12時35分13秒

「意味の分からない内容で茶を濁す不条理文学が評価されるのは、正直なところどうかと思います。評価する側の目も、このサイトにおいては養っていかなければいけません」

と、今期の<投票状況>にあった感想(批評?)を興味深く拝読。私の押す「くろぐろとうろこを」はまさにいわゆる一般的な小説と比べれば「意味のわからない」「不条理文学」であると思う。川を歩いている男がなんなのか、トーマって誰だ? めくらの女とは? ずっとうそを聞きつづけてきたって? たしかに意味がわからない。

でも私はこれを読んで「美しいなあ」と思った。真実を追究しているじゃないか、と。作者の言いたいことと読み手のこっちの理解が等しいかどうかは別として、たとえば絵の具を垂らしただけのアメリカの絵画技法があるじゃないですか。作者の主張なんてものは絵の具にまみれてちっともわからないが、なんだかいい。モームの短編やヘミングウェイの短編の、きちんとしたオチ、スピード、意外性があるのもいいけれども、「くろぐろとうろこを」のような形式だって立派にある。むしろ、不条理を貫きつづけている作者には敬意を表すべきであって、作品が読めることを光栄に思っている。

参照用リンク: #date20070720-123513


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