第54期決勝時の、#20スウィートサワー(夕月 朱)への投票です(5票)。
しっかり物語になっているからという、正道の評価。
蜜柑がなくなるという設定はあるいは奇道かも知れないが、それを奇道と見せないだけの作りになっているのか、あるいは予選通過作品に奇道を行くものが多かったせいか。多分、前者なのだろう。(黒田皐月)
参照用リンク: #date20070408-212553
最初に全作品を一通り読んだ時は正直マークしていませんでした。でもその時は忙しさもあって、今思うと全作品を流して読んでいたような気がする。
決勝が始まり改めてじっくり読んでみるたら……おお、これはいいんじゃないの、と思いました。個人的に最後はちょっと違う終わり方をしてほしかったのですが、蜜柑というのが何だか昔の恋人を表しているようで(というか作者さんはそういう狙いなのだろうが)、そういう部分も含め面白かった。
それにしても、今度全作品を読む時は、もうちょっとしっかり読むことにします。反省。そういうことも教えてくれた(関係ない)。
参照用リンク: #date20070408-193132
『擬装☆少女 千字一時物語9』
女の子が僕のものになったらなっていつだって思ってるからネグリジェを着て寝る、というのは変わっている行為ではあるけれど、主人公はとにかく幸せそうだし、眠ってしまったし、そういう楽しみを持つ人も世の中にはいるのだろうなあというのが第一印象で、何度読んでもその印象は変わりませんでした。
『嘘を吐いているのは誰だ?』
ちゃんとしていそうでちゃんとしていないのが計算されている事だったらすごいなあと思います。これはにやにやしながら読み返しました。
『贋僕、贋冒険小説を書く』
「贋」と「本物」を入れ替えて書かれてあったら面白かったなと思いました。
こういう文章を読むと、るるるぶ☆どっぐちゃんさんはすごいのだなあと改めて感じ入ります。
『スウィートサワー』
最後の「甘いだけのキスをした」がちょっと恥ずかしくて、こういう感じのくささがあと少しでも増えるときっと読んでも面白くないのですが、ぎりぎりのところで踏み止まっているという感じで、それがなかなかスリリングでもあります。
(三浦)
参照用リンク: #date20070405-015844
この四つの中で改めて読んでみると、この作品が一番良い。
テンポが良く、とりあえず最後まで読め、その後に笑えます。
最後の一文が歯切れの良さを出してると思います。
参照用リンク: #date20070403-121143