第53期予選時の、#34木の子ステーキランチ(ナスビ入り)(曠野反次郎)への投票です(3票)。
今期に限らないことだが短編全体の作品の傾向として話を創りすぎてしまっている感があり、そのこと自体が悪いのではないけれど、創作を創作と思わせないためにもうあと少しの時間をかけてほしい。そのようなわけで『みやび』『秘密』はたいへん巧いしとても敵わないと思ったのだけど保留としましたすみません。曠野さんの小説も創作ではあるのだろうけれど、創っているという気があまりしないのは、多かれ少なかれ依拠している現実が有るように思わせるからで、それが話の面白さや文体などにも反映されているのだろうと思う。
参照用リンク: #date20070227-004446