第5期予選時の、#8傘を広げて(川島ケイ)への投票です(9票)。
幻想的で穏やかな、いい話。
作者の設定とは違うだろうけれど、ガンダムに出てくるスペースコロニーでの出来事のように感じた。
低重力下で傘をさしながら頭上の街に遊びに行く少女たち、というイメージが浮かんだ。
<久遠>
参照用リンク: #date20030104-111947
もしかすると、これは彼女たちの心の遊びで、実際には浮いていないのかもしれない。浮いていたとしても浮きすぎていないのがちょうどいいのだろう。キャラ設定などはいまいち物足りないが、作品のムードを壊すまでに至っていないので、まずはよしとする。 (ラ)
参照用リンク: #date20030102-234425
なにげない二人の日常を描いているようで、ファンタジーであり、成長をも感じさせる。読んだあとに、さわやかな気分が残った。
参照用リンク: #date20021230-053741
迷ったが、「砂のユートピア」に足りなかった自由さ・奔放さを備えて
いたという点で、双璧となる。感性は随一のものを感じる。作中人物の
感動が読者側の感動と重なるという点が柔良く剛を制した。
「おーいいねでっかい傘は」という科白が世界観を良く反映し、また
作者の個性をも良く表した。地上←→飛翔という転換にもっとアクセ
ントが付けられていたら文句無く良かった。眼下の街並について描写
するとか、道行く徒歩の人物を背景として挿入するとか。あるいは鳥
やたんぽぽの花やそういう「飛翔する仲間」的な存在を挿入すること
でも良い。あるいはたくさんの人が傘で飛翔する中に合流していくと
いうようなスペクタクルな展開であっても良い。その点では「砂の
ユートピア」に一歩譲った。
参照用リンク: #date20021228-004423
他の人の感想で「メリーポピンズみたい」と述べているものがあったけど、なるほどそうかもしれない。
会話に独特のリズムがあって楽しめた。
参照用リンク: #date20021224-144027