第5期決勝時の、#8傘を広げて(川島ケイ)への投票です(4票)。
実のところ、投票を迷っている。投票するならこの作品に以外にはないのだが、けれども、投票直前に目を通して(三度目)、素直に良いとは思えなかったからだ。表現にセンスを感じるし、人物も好感が持てる。けれども、積極的に一票を投じたいと思うものはなかった。消極的一票としてください。
参照用リンク: #date20030118-021700
何回読み返してもイマイチ作者の意図が判らずにあれやこれやと考えてはみたけれど、とどのつまり私はこうゆうハナシが好きなんだろうとゆう結論で一票(苦笑)
一読者として勝手なことを言わせてもらえれば、「幻想世界における日常(現実)の一コマ」よりも「現実(日常)世界における幻想的な一コマ」だった方が作品自体の「シャボン玉にも似た幻想性や危うさ」を明確に打ち出すことが出来て良かったのでは?と思います。なんとなくだけど。
参照用リンク: #date20030112-221730
今回は迷うことなくこれ。幻想と現実の境界を彷徨っているような感覚が心地良かった。
「砂のユートピア」は世界観としては好みだが、あと一歩書き切れていない気がする。千字で書くには些か話が壮大すぎたか。
「人の声にその本性が顕れることについて」は特に欠点はないのだが、同じ『滑稽』を描いたものならば「河童」の方が好みだった。千字にしてはやや内容が薄く、前半に勢いがない。
参照用リンク: #date20030107-011622