第42期予選時の、#21チキンレース(桑袋弾次)への投票です(3票)。
最近の収穫はね、ブルトンの「シュルレアリスム宣言」を読んだことなんです。よろぴく。ああ成程、「イメージは精神の純粋な創造物である」ということです。「それは直喩から生まれることはできず、多かれ少なかれたがいにへだたった二つの現実の接近から生まれる。接近する二つの関係が遠く、しかも適切であればあるほど、イメージはいっそう強まり、いっそう感動の力と詩的現実性をもつようになるだろう」。恣意的とも思える言葉の選択、配置にこそ、あるイメージを私たちに強く訴える力がある。間の消息を物語る。あらご立派ね。
「情勢分析」やら政治面の言葉が連想するように配置され、「ローソク」「ケチャップ」などの政治とは関係の遠い言葉が散りばめられる。例えばAからBへの展開には詩的意味しか感じられず、要するに詩的展開だが、全体を通しては不可逆の現実的な時間の流れが感じられそこは具象的、現実の再現性を持っており読みやすい。
お上はいったい何をやってるんだばか。二条河原の落書。川原? 川原泉。こないだティム・バートンの「チョコレート工場」観たんですが、悪口って最高だね。うん、生きていて良かったね。
そもそも桑袋弾次(さん)という名前にこそ秘密が隠されてる系の実は出オチ系。複雑系。循環器系。桑袋弾次(さん)て名前からして既にえろい。どうあっても湿度高いというオチ。約束されたオチ。約束される安心感。
政治への悪口、助平、約束されたオチに約束された安心感、といった要素は、読書の快楽という観点から言ったらかなり涎がでるおかずです。そしてまたそれらをまとめあげる為に必要だったイメージ感覚の素晴らしさはまあ、要するに面白かったよねー、ねー、ねー。また食べたい。痩せたコックを信用するなと言う。
参照用リンク: #date20060214-112751
「国際電話」「チキンレース」「カーヴ」「土曜日、朝六時」で迷ってこれに。
>そこから先へ進むのは、どうですか、肝だめしですか。
正直、噴いた。
参照用リンク: #date20060130-004111