投票参照

第33期予選時の、#25心臓(qbc)への投票です(4票)。

2005年5月14日 15時57分31秒

岡田史子さんの『Kaen』を思い出しました。
最初自分の心臓を捜していても、最後には他の人の心臓を奪おうと躍起になっているのが、滑稽であり、それでいて笑えない感じがします。

参照用リンク: #date20050514-155731

2005年5月13日 23時28分39秒

 「心臓」…「心」ではない。生理的欲望の証? 跳ね返って聞こえる程度のもの、と言われるとまだ解釈に苦しみますが。
 見に覚えのない災難…裏目に出る、人と違う自分、違和感。自分の存在を肯定できない男の悲劇。
 「気づいてみればその程度」と周囲に言わしめるシロモノを、ただただ渇望しなければならない男。
 ここで描かれているのは、慢性化したいじめられっ子の心理とか、マイノリティーの被害者意識とか言い得るものなのではないでしょうか。随分怖い作品に仕上がっているように思えますが。

参照用リンク: #date20050513-232839

2005年5月12日 21時46分8秒

私に聞こえるこの心音が果たして私自身のものかどうかどうも心許なく、自信がなくなってきたので。

参照用リンク: #date20050512-214608

2005年4月29日 22時51分17秒

からだの、奥のほうからの、分泌物の匂いのする文章、と思います。
<俺も正常に脈打ちたい>
これほど、切実な肉体の欲求は、ほかにないでしょう。
いや、俺はいつも正常に脈打ってるけど、と言い張る人間をあたしゃ信用しない。
そんなのはごまかしにきまってる。
新聞なんかはJRの企業体質云々を糾弾するけれども、そういうことじゃないんだよ。
自然の摂理、宇宙の大法則に従った「脈打ち」が、われわれの肉体から失われている。
それで、書き出しがちょっと気になります。
「気付けば身に覚えのない災難ばかり」
前作が、「学校は名を変えた刑務所に違いありません」。
なんかこう、きちっとハメようとする気配が感じられます。
「むかしむかしあるところに」みたいな。
古典的語り部の霊が背後にいて、作者をハメようとしているのかもしれない。

参照用リンク: #date20050429-225117


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