第33期決勝時の、#28蝶が翔ぶ日(海坂他人)への投票です(4票)。
なしという作品が票を集めている今回。確かに改めて四作読んで見るとどれも決め手に欠ける小粒ばかりで、なしもやむなしかといったところですが、やはりその中にも優劣というのはあるように思え、「蝶が翔ぶ日」を推す。幻想的な冒頭からひどく凡庸なところに着地している感がなくもないが、作者の書きたいのは後半部分であろうと思うので、好みの問題ということでしょう。好みではないが、一番しっかりと読めたということで票を投じる。
参照用リンク: #date20050522-213721
娘が彼氏を父親に紹介だとか、夢だとか、使い古された感のあるものを組み合わせて、かといってそれで何か目新しいものを作ろうというわけでもなく、という気負いの無さが面白かった。
優勝するべき、と積極的に推したいかというとそうでもないような気もするけど、予選で投票した作品が残ったので一票。
参照用リンク: #date20050522-021341