第30期予選時の、#14『パパはミサイルパイロット』(橘内 潤)への投票です(1票)。
完璧、かな。久々に突き抜けた作品。オフビートな語り口を基調としつつ「重さ」と「軽さ」、「暗さ」と「明るさ」を自在に使い分け、さらに「緩急」「高低」もついてきた。端的に言うと多層的。好みの逸品。勢い、スピード、テンポ、そういったものも備わっていて非常に素晴らしかった。ダイナミズムがあった。他の作品はおしなべてみな一本調子で、何やら画用紙をムラのない一色に塗りつぶそうとするかのような必死さが目立った。余力が感じられない作品は印象もややきつくなる。
参照用リンク: #date20050203-235625