第3期予選時の、#7日本語動詞も人称変化することについて(海坂他人)への投票です(3票)。
主人公の思考の流れが面白かった。「日本人が外国人のクリスチャンに問われて」という雰囲気が良く出ていると思う。
日本語を用いる人と用いない人という話から、氏育ちから発生するだろう思考の違いに持っていく手際が鮮やかで、最後の宗教への言及で話が壮大に広がった。
現在、世界を不安にさせている「キリスト教とイスラム教」の対立と思えるテロや戦争を憂いての作品でもあるのだろう。
それを大上段に持っていかずに、日常の中の一風景として軽妙洒脱に書く技量に脱帽。
<久遠>
参照用リンク: #date20021104-100338
「ポタージュの女」とこれと、どっちか迷ったんです。野郎海松さんごめんなさい。読後の「イイ人感」(ああなんかこの作者っていい人〜って感じ)でこっちです。ああもう一票あったなら。
参照用リンク: #date20021030-231813
今回これを外すわけにはいかないでしょうと。
口語体でモノ書く現代において、文法なにものぞという気風が私にも
あなたにも確かに存在する中、飄々とした語り口で膝カックンして
くれました。
参照用リンク: #date20021024-220316